ブックレットですが、
・ミニドラマのごくごく簡単な紹介があります。数行です。
・インフィニットの音楽の作曲者、水谷広実さんのコメントが
数行あります。
・あとはゲームのメインキャラ紹介があります。全身イラストと
簡単な紹介文つき。掲載キャラは、末弥純さんがイラストを
描いたキャラたちと、ベルゼーヴァとセラ。ベルはミニドラマに
出てますから、掲載されないと困りますが・・。
・CDは二枚組でピクチャーレーベルです。ディスク1がネメア、
ディスク2がカルラです。男主人公の立場は・・(笑)。
ディスク1は57分、2は58分あります。
CDの内容ですが、
曲目は全部書くと長いので、省略させていただきます。
参考まで、アマゾンなどで曲目は確認できます。
きっと皆さんが最も知りたいのは、ミニドラマだろうという
ことで、独断のレビュー&紹介です。全くの私の個人的
感想なのでご了承ください。また、最初にも書いてますが、
相当にネタバレですのでご注意ください。
「ミニ」ドラマとあるけど、一体どのくらいの長さなんだろう、と
思ってました。アクト1が8分ちょっと、アクト2が9分ちょっと
です。内容は、ほんとブックレットの紹介にあるとおりです。
ネメアとベルがエリュマルク帝の命令によって、幻惑の洞窟に
ティラの娘退治に行く。2人を見かけて興味を持ったカルラが
あとを付けていき、2人の危機を助けて一緒にティラの娘
退治をする、というお話です。ちなみに、出てくるのはネメア、
ベル、カルラの3人のみで、他にクレジットされていたのは、
モンスター役の方だけでした。声優さんについては
私は全く無知なのでお許しください〜。
お話自体は、そう珍しい筋書きではなく、オーソドックスな
内容です。長さを考えるとそんな斬新な展開は無理
でしょうね。特筆すべきは、ネメアがカルラを覚えていたこと。
カルラを一目見て、「君はカルラ・コルキアだな」と言います。
カルラは故郷の村がロセンに攻撃された時、ネメアに
助けられていて、ネメアいわく、一度会った人間は覚えて
いるそうです。・・すごい記憶力だったんですね、ネメアさんは。
カルラは助けられた借りを返すため、ネメアたちについてきた
そうで、今回ネメアたちの危機を救ったことで、借りは返した、
と言います。ネメアは別に借りなどとは思っていないのですが、
カルラらしいですね。
何より面白いのは、ベルとカルラのやり取りでしょう。カルラに
不快感丸出しのベルゼーヴァが面白いです。そんなベルを
いつもの調子でおちょくるカルラ。ゲーム中ではいつも冷静
(というか冷淡かな)だったので、こういう人間くさい会話は
新鮮でしたね。人によっては、イメージが違う!ベルゼーヴァは
こんなに子供っぽくない、いつも冷淡で毅然としてキザなんだ、
と思うかもしれません。
・・・て、私がちょっとだけそう思いました。でも面白いし、違う
一面が見られて楽しかったし、これもありかな、と。
ゲーム中ではベルの出番が少ないので、こういう一面が
出ずに終わってしまったということなんだろうなあ。しかし、
ベルはネメアの「親友」ではないと思いますね・・(笑)。
忠実な家臣とかのほうがしっくり来ます・・。
声のせいもあると思うんですが、ますますネメア年齢詐称説を
叫びたくなりました。ネメアは大体イメージ通りでした。
しかし設定年齢の割には落ち着きすぎ!26歳は絶対ウソ
だああ〜ベルと2歳しか違わないなんて無理だって!と心の
叫び。ネメアもゲームよりずっと親しみやすいイメージで、
何を考えているのか分からないよあなた、というゲームの
印象とは違いますね。ドラマのほうが好印象かも。
カルラはゲームの印象そのままです。あのしゃべり方も、
性格もそのまま。一番自然な感じです。ベルみたいな
ガチガチの堅物人間をからかって楽しんでいる様子が
生き生きと表現されています。ネメアをめぐってカルラと
ベルがバトル(取り合い??)を繰り広げているのが
ほんと、面白い。
そして、最後に暴挙とも思えるシーンが。
カルラがベルに対して「せっかくのトンガリヘアー」と言います。
しかも、そのあとベルが「やめろっ」と言っていることから
想像するに、カルラはベルのトンガリヘアーを崩そうと
したのではないか、と思われます。何も説明されて
いないので、想像の域を出ないのが残念ですが、
すごいです。最後に驚かせてもらいました。
CDなのが悔やまれます。ぜひ、この場面は映像化
していただきたいですね(笑)。
われわれの世界で言う、「リーゼント」の発展型、もしくは
究極の形、もしやあれが「人類の革新」なのかも
しれません。あ、ベルゼーヴァはCDでも期待に
たがわず「人類の革新」と言ってくれてますので、
ご安心ください(何が)。
最初にミニドラマ収録と知ったときは、どうなることやら、
と不安のほうが強かったんですが、実際聴いてみて、
オーソドックスな出来に安心しました。収録時間も短くて、
サントラの邪魔にならない感じで上手くまとめてあると
思います。
ミニドラマの話ばかりですが、曲のほう。インフィニットより
PS版の曲が好きというのは何度も書きましたが、CDで
聴くと、インフィニットの曲はやはり音数が多いし、ゲーム中
よりCDのほうが好印象かも、と感じました。
音もきれいですしね。
特に最初に入っているインフィニットのOPは少しアレンジ
してあってかっこいいです。ちなみにインフィニットの曲は
ループしてフェードアウトという方式ではなく、フェードアウト
ではなくきちんと曲が終わるようになってます。
PS版(収録は10曲だけ)は今聴くと音数など、やはり
PS2とのハードの性能差を感じますが、それでも好き
ですね。この辺はもう完全に好みの問題で、インフィニットは
全体がクラシック調、PS版はいわゆるゲーム音楽の
曲調です。私はゲームに使う音楽は正統派クラシック
よりも、ゲーム音楽調のほうが好きなんだな、と改めて
思った次第です。ゲーム音楽調というのが何かという
説明は難しいんですが、個人的にはコンピューターっぽい、
シンセっぽい曲調かなと解釈してます。音楽に造詣が
深くないのでうまく説明が出来ない・・。
PS版のOPを何度も聴いて楽しみました。
特に気に入っている曲です。
と、長くなりましたが、通して一度聴いた印象はこんな
感じです。少しでも参考になれば幸いです。ミニドラマは
また注意しながら聴いてみます。
トンガリヘアーのあたりを注意しながら・・(笑)。