表紙は意表を付かれたというか、レムオンとゼネテスという
ロストールの人気キャラ2人です。表は特にレムオンが
目立ってますね。ちなみにCGのイラストで、末弥さんの
描き下ろしではありません。ただし、CGですが描き下ろしですし、
私はなかなかよい出来と思います。裏表紙もレムオンとゼネテスの
全身CGイラスト(ただしサイズは小さい)で、なんだか外見だけ
見るとロストールファンブックみたいな趣ですね。
裏表紙のレムオンとゼネテスはスタイルがいまいち、と思うのは
私だけでしょうか?2人とも太めに見えてしまいますが・・。
すみません。
内容ですが、まずはスタッフの描き下ろしイラストが数ページ
あって驚きました。純粋な攻略本と思ってて、イラストがあるとは
思わなかったので・・。イラストですが、ケリュネイア・ルルアンタ
・ネモ・猫オルファウスのイラストが最初です。次にイオンズ。
ツェラシェルVSヴァシュタール。
ゴブゴブ団の冒険。エアと翔王。・・の全部で5カットです。
エアは見開き2ページです。どれも人物は小さいし、後ろ姿
だったりしますので、キャラをじっくり眺めるというよりは、
ジルの世界観、雰囲気を楽しむためのイラストですね。
多分あえてそういうスタイルにしたんじゃないかと思われます。
こういうイラストが載っているとは思わなかったので、嬉しいです。
ただ、一つ言うなら、こういうのは始原口伝に載せてほしかった
なあ、と思いますね〜。始原口伝は描き下ろしイラストが
なかったから、余計にそう思います。(キャラ全身イラストは
初公開のものも多かったですが)
スタッフインタビューもこっちではなく、設定集に載せるのが
本来の流れではないかなあ。インタビューがあったこと自体は
とても嬉しかったです。もちろん、攻略本に描き下ろしイラストや
インタビューがあってもいいんですが(あったほうが嬉しいのは
当然)、設定集にそういう記事がなかったから、そう思って
しまうんですね。通常、公式設定集を買う人は、少なからず
イラストやスタッフインタビューなどを期待して買うと思うので・・。
設定集もそんなわけでやや肩透かしでしたし。
なんだか色んな記事が攻略本や設定集に計画性なく
ばらけて載ってるという印象がぬぐえません。まあ私などは
関連書籍は全部買おうと思ってるのでそれでもいいんですが、
攻略だけ見たい人、裏話や設定だけ知りたい人も多いと
思います。そういう人たちにやや不親切では・・と思ったわけ
なんですが。と、グチっぽくなってすみません。どれも安い本では
ないので若いユーザー、ファンの人にも配慮してほしいな、と
いうのは余計なお世話でしょうか・・。別に若い人に限らない
ですけどねっ(笑)。出来れば値段は安いほうがいいですよね。
と、前置きが長くなってしまいました。内容の概略としては
Chapter1:キャラクター育成法
キャラの育て方、おすすめソウルなどを紹介してます。
1ページに2人載っていて、詳細というわけではないですが、
自分では考えてなかったような育成法もあって興味深く
読みました。あと、どう育てたらいいかわからない、迷っている、
という人には参考になると思います。
Chapter2:検証
究極の冒険を追及する(余談ですがこの字は「追究」の
ほうが適切ではないでしょうか??)と銘打ってあります。
エンシャントの魔法の宝箱の解説、レーグの倒し方、
ウルグの攻略があります。あと、個性的なパーティを組んで
みようとの企画で、
「ダブルブレードパーティ(レーグ、レムオン、ベルゼーヴァ)」
「ナックル美女のパーティ(ヴァイライラ、ヴィアリアリ、ザギヴ)」
「いぶし銀の親父パーティ(デルガド、イオンズ、アンギルダン」
「主人公をブルーフレアでクリアしよう」
の4つの冒険の仕方(主に仲間にする方法ですが)を紹介
しています。私は全員仲間に出来ましたのでどんなパーティも
組めますから、ありがたさは半減しましたが、まだ1,2回目の
人には面白いかも。ただ、分量が少ないですね。
このページ数では仕方ないかな・・。
Chapter3:エンディング攻略
この本のメイン、各キャラごとのED攻略です。全部のEDに
ついて攻略してますの。もちろん全員EDも。
また、特筆すべきが、EDのセリフが全部載っていること。
ジルのEDは大体が短めですからこういうことも可能なんだ
なあ、と。他のキャラも、EDセリフ集は極力見ないように
してます。もう自分で見たEDはいいんですが、見てない分は
やはり自分でEDを見たいとも思うので。
無理そうなEDのは見ましたが(笑)。
Chapter4:特典
キャラに「意見を聞く」コマンドを使ったときのキャラのコメントで
面白いものを抜粋してます。これも嬉しいですね。
色んなキャラのコメントを聞きたいけど、いちいちメンバーチェンジ
するのも難しいし、と思ってましたがこれはいい企画ですね!
ヴァンのコメントがたくさん載ってます。もちろんダジャレ満載(笑)。
シリアスな世界観にヴァンとガルドラン、ゴブゴブ団の存在は
一見謎ですが、無理なく溶け込んでいる(?)のがジルの魅力。
サントラCDの紹介。ミニドラマに出演する声優さんのコメントが
載ってます。しかし気になるのが、3人中2人までが「今後の
展開に期待しています」という発言をしていること。
今後の展開が何かあるんですか、コーエーさん・・?
と思っちゃいました。
あとはさっきも触れた、スタッフインタビュー。3ページと少ない
ですが、載るとは思っていなかっただけに楽しかったです。
PS版の時はいっぱいコメントが載ってましたが、今回は
スタッフさんも実名でなくイニシャルで、コメントも登場する
スタッフさんも少ないです。
公式に舞台裏を詳しく公開しすぎるのもどうかと個人的にも
思うので(公式出版物だし限界もあるでしょう)、このくらいの
分量でも満足です。PS版のときの「イベントを3分の2カット
した」というコメントが反響を巻き起こしたのが(と思われる)、
このコメントの少なさ・おとなしさの原因かと邪推してみたり・・
(まさしく邪推です。すみません)
ベルゼーヴァのトンガリ頭についてはスタッフさんも気になっている
みたいなので、ああなった経緯を知りたいなあ、と思いました。
とまあこんな感じです。例によっていろいろ言ってますがお許しを。
今はネットで攻略を簡単に調べられますし、攻略本としては
やはり物足りないかもしれません。私も、これから攻略に
役立てよう〜〜!!と強くは思わなかったし・・。この内容を
最初に出た「コンプリートガイド」の下巻に載せれば、きっと
大喜びされていたはず!そういう意味ですごく惜しいな〜と
言うのが正直な感想ですね。情報としては今回の本は
優れているし楽しいので・・。ゲーム発売から4ヶ月も
経って発売されれば、今更感があるのは避けられない
ですよね。
買った当時、ネタバレを微妙に避けつつ最後まで読み、
奥付まで読んでふと折り返しを読んでえっ!!???と
思いました。
「ジルオール インフィニット エンサイクロペディア 近日発売予定」
・・・。もう関連グッズは打ち止めだろうなどと予想していた
私が甘かった。コーエーの勢い(野望)はこんなものでは
終わらなかったのだ・・!!
千を超えるキーワードで送るジルオール大辞典、とのふれこみ。
私はこういうのが好きなので、嬉しかったんですが、コーエー、
商魂たくましいなあと思ったのは秘密。