01. PS版書籍レビュー

(ジルオール)
『ジルオール完全攻略マニュアル』
  その名のとおり攻略本です。詳しく書いてあるのはいいのですが、
誤植やミスが多いです。とはいえ、膨大なイベントのあるジルで、
特定のイベントを狙って見たい方には助かると思います。
ただ、そのとおりに進めたのにイベントが発生しなかった・・ことも
ありました。攻略本としては・・致命的!?うーん。
ジルのイベントって、「××スタートの場合、○○のイベントが
発生しない」という隠し条件(?)が多いのですが、この本では
あまりそういう細かいことが触れられていないのも残念ですね。
まあ、あの膨大なイベント分岐を網羅するのは厳しいとは
思うのですが・・
あと、なぜかED発生条件が、次に紹介する『キャラクターズ
白書』に載っていたのですが、これはこちらに載せるべきものでは
ないでしょうか。特定のEDを出そうと進めているときに攻略
マニュアルと白書と両方並べて・・というのはちょっと不便でした。

『ジルオール キャラクターズ白書』 
一言で言うと、ややマニアックかつ硬派な設定資料集です。
と言ってしまっては身も蓋もありませんが、キャラの裏設定などは
ほとんどなく、出ているのも一部のメインキャラだけなんですね。
あとのキャラは画面のグラフィック写真のみ。末弥さんの全身画の
ないメインキャラ(アトレイア、セラ、アイリーンなど)は書き下ろし
(多分)イラストがあります。ただし末弥さんの絵ではありません。
ですが私はこの本はなかなかユニークで面白いと思ってます。
キャラの裏設定などはないのですが、代わりに、バイアシオン
大陸に住む種族の生活、習慣、地位や宗教体系、
創世神話など、ジルオールの世界観を形作る細かな設定が
詳しく載っていて、ジルオールの世界をリアルに感じることが
できます。これらの設定は、ゲームを進める上では特に必要
ではないですが、こんな丁寧な設定を作っていたスタッフさんの
熱意が伝わってきます。ただしタイトルにやや偽りあり?キャラ本
だと思って買った人は少なからず落胆したんじゃないかと・・。
「世界設定資料集(←センスない)」とかにしたほうがよかった
のではないでしょうか。
全体に資料集としては結構珍しい作りで、私は好きです。

『コミックジルオール 光と闇の挟間で』
ジルオールのアンソロジー集です。私はこういったアンソロは
めったに買わないので、この本の作家さん達については全く
知らないのですが、一番最初の上野さんの漫画が一番
好きですね。キャラのゲーム内でのセリフを使ってシュールな
味わいのギャグ漫画を描かれています。
・・この説明だけでは、なんのことか理解に苦しむ人も多い
でしょう・・
まあ、やっぱり漫画は読んでもらうのが一番ですねっ(逃げ)。

(ジルオール インフィニット)
『コミックジルオールインフィニット 4コマカーニバル(1)』
肝心のゲームが出ていない時点でなぜかフライングで発売
されました。名前のとおり、4コマ集です。面白いです。
私は疎いのでわかりませんが、有名作家さんが多いそう
です。・・しかし私には疑問が。
「みなさんジルオール インフィニットを実際にプレイして
描いているのだろうか??」
読む限りではジルオール(オリジナル)のネタしか出て
いないみたいなのですが・・。もちろんゲーム発売前なので、
ネタバレを防ぐ意味で、インフィニットネタは封印しているとも
考えられるのですが、時期的にどうだろう・・。
すぐこんなことを考える私はひねくれ者。