オイフェは最初はネメアに倒され激怒して去るものの、その後は
ネメア命に(笑)。ネメアと主人公に倒されたのに、主人公は
すっかり神器争奪のライバルとして目をつけられるはめに・・。
主人公の行く先々に現れ、無茶な要求をし、そして主人公には
ことごとく勝てないという・・。気の毒なくらいです。しかしオイフェが
すごいのは、そうまでして(一方的に)張り合っている主人公に
対して孤児の保護を依頼したり、エルズに連れて行ってくれと
頼んだり(一人でエルズに行けないのか?オイフェなら護衛
しなくても平気そうだけど)、かなり厚かましい態度です。
が、その強引さ、厚かましさがオイフェの魅力でしょう。
彼女はなんか憎めないんですよね。
周りは見えてないかもしれないけど、一生懸命なので
応援したくなります。結局主人公には勝てないんだけど。
そんな暴走娘オイフェを娘のように見守るドルドラム、ゼリグとの
トリオもいい感じ。
仲間になるのが遅いので、あまり戦闘には入れてないです。
弓使いはかっこよくて好きなんですが、ちょこっと使ってみても
レギュラーにはならないんですよね。
私は素早さよりも攻撃力や魔法の強さを重視するもので・・。
ドルドラム
「ヒマと縁があれば、昔語りなどしようほどにの」
戦神ソリアスを奉ずるドワーフの神官。かなり珍しい存在です。
エンシャントの墓場に出没。墓場を見て人生を思うという
風変わりな趣味あり。でもこの墓場での会話、非常に
気に入ってます。切なさとはかなさを感じさせます。
インフィニットでは回数が増えてるかな??と思ったのですが、
2回のままでした。残念。後半はオイフェパーティの一員として
登場します。暴走気味のオイフェに適確な突っ込みを入れつつ、
見守っている感じ。もちろんオイフェの暴走に付き合ったりはせず、
目的遂行を第一に考え冷静に事を進めてます。
オイフェパーティでは参謀格ですね。というかオイフェやゼリグに
参謀が務まるとは思えない・・。体育会系な2人を抑えつつ
命令を神器争奪を目指す苦労人。
インフィニットでも最後は死んでしまうのがとても悲しいですね。
登場人物の多いジルではドルドラムやゼリグは本当の意味での
「脇役」だと思うんですが、味のあるキャラで、彼らが丁寧に
描かれているのでオイフェも引き立つし、神器争奪の
サブストーリーも面白いです。
ゼリグ
「怒るな。我もそれくらい器用ならと思ったまでだ。」
ボルダンのゼリグ。彼は強くなることを求めて、冒険者に戦いを
挑んでくるやや物騒な存在だったのですが・・。
主人公と戦ったとき現れたネメアに付き従うことに。
今回イラストがリニューアルされましたが、世界観と合っているかが
微妙な感じのパンキッシュなスタイルに唖然とした人も多いでしょう。
私も唖然としました。なんか違う・・。しかも、無口なのでつかみ
どころがないです・・が、強くなりたいという願いを持ち、それに
向かって突き進んでいる、やや暴走しやすいという点ではオイフェに
似ていますね。強くなりたい、という点のみ暴走するだけで、
オイフェのように感情に任せてあれもこれも・・ではないのでまだ
安心(そうかな?)ですけど。
最後はジュサプブロスに操られて、仲間のドルドラムを
殺してしまい、自分の心の虚ろさを悟って死んでいきます・・(泣)。
強さのみを求めていた自分の心の虚ろさが闇に付け込まれる
原因だった、と悟っているあたり、決してジュサプブロスの言うような
「筋肉バカ」ではない!!と断言したい。このパーティ、というか
トリオはやり取りも楽しくていい組み合わせだったから、オイフェだけ
じゃなくてみんな仲間にしたかったです。