12.エストなど

「エストなど」って、ひどい表現ですね。自分でも思います。
「など」に該当するのは誰なんだ、と。今回「など」に該当するのは
タルテュバ、オッシ、セバスチャンという、おそらく「など」でくくっても
あまり抗議が来そうにない面々です(笑)。ロストール側はこんな
脇役キャラにも語りがあるという。ロストールひいきの私です。

エスト レムオンの弟というおいしい設定ながら、あまりイベントがなくて
影は薄めなエスト。それでもインフィニットではナーシェスでっちあげ
イベントが追加されてます(笑)。古代文明の研究に没頭し、
ちょっと危なげな思想を持っているようにも見受けられますが。
主人公との会話の中での選択肢は、私個人の思いとは逆に
答えないと好感度が上がらないので、仕方なく主人公もちょっと
危なげな思想に賛成してますが(笑)。
エストに賛成してると、罪悪感を感じるのは私だけではないはず。
あのベルゼーヴァ氏にも絶賛されるほどの優秀な頭脳を持って
いるんですけどね。
タルテュバが従兄弟たちを妬むのも無理ないです。

レムオンとの兄弟関係はとてもいい感じだと思うんですが。
異母兄弟であり、エストのほうが正妻の子でありながら、
兄レムオンを尊敬し愛している様子。レムオンのほうもエストは
弟としてかわいがっている様子です。たぶんエストの母がレムオンを
立てていたのでエストも兄を憎むことなく育ったのでしょう。
ふと思ったのですが、エストはレムオンが半ダルケニスということは
知っていた・・はずですよね。家族で一緒に暮らしていながら、
知らないというのは不自然だと思うのですが、ゲーム中では明言
されてないですね。でも彼は浮世離れしていて、種族間の差別
などとは縁遠そうです。逆に種族特有の能力とかに興味ありそう。
そんなエストがふともらす言葉。レムオンがエストの研究に口を
出さないのは、研究を認めているからではない。
そうしておけば、自分の政務の邪魔にならないからだ・・。

兄を憎むとかではなく、きちんと自分の研究を認めてもらいたいと
いう思いは、兄に甘えたい、構ってもらいたいというエストの
子供っぽい一面が出ていて微笑ましいです。それだけ兄を慕って
いるんでしょう。なにせエストも自分の母は亡くなっているし、家族は
レムオンだけですしね。レムオン死亡・生存どちらにしても、
結局リューガ家の当主はエストになるようです(レムオンは生存
ルートを辿るにしてもダルケニスの血をひいていることがばれ、
表舞台からは去ることになる)。貴族制も崩壊しそうな戦後の
ロストールでは、当主と言っても、もはやあまり意味のないもの
かもしれませんが・・。
エストはどっちにしても、政治に関わることはないでしょうしね。
しかし君ももう少し家に帰ってセバスチャンを安心させたほうが
いいよ(笑)。

インフィニットでは2回とも、好感度が足りずに、アドヴェントの
場所は教えてもらえずじまいです。次回こそは!!
でも、好感度を上げたとしても、復興団の拠点となったリューガ家に
現れるなんてことはなさそうですね。現れるんなら気合い入れて
好感度を上げるんですが・・!もうちょっと出番が多かったら
よかったのに。あと、一回でいいからゲーム中でエストとレムオンが
会話するところを見たかった。一回も接触しないのが、らしいと
いえばらしいですが。レムオンの「俺もまだまだ甘いな・・」という
セリフも微笑ましくて好き。レムオンもエストのことを弟としてかわい
がっていたようなので、あとはもう少し関心を持ってあげたら、
彼の心にもプラスになるような気がします。

タルテュバ
短く、と言いながらエストが長くなったので、タル氏はほんとに短く(笑)。
タルテュバに関してはレムオンやエストといった従兄弟たちがあまりに
優秀だったことが不幸の始まりですね。しかも、ゲームが進行すると
ゲーム中の人物列伝も内容が変わってくるのですが、それを見ると
もともとタルテュバの家がリューガ家の本家だったが、レムオン達の
父親の代の時に本家当主の座を奪われた、とあります。
このことから察するに、タルテュバの父もあまり優秀とは言えなかった
ようで、レムオン一家に対するコンプレックスは相当なものがあった
でしょう。

おまけに貴族の中でも筆頭の名家ファーロス家の息子ゼネテスは、
放蕩息子(タル氏から見れば、自分とそう変わらないように見えて
いたのかも)でありながら、庶民に絶大な人気があって、しかも
軍功を立てる。自分は敵前逃亡・・。周りの貴族たちがもっと
無能ならよかったのに、特別優れた人物ばかり。
そう考えるとタル氏もある意味かわいそうです。タル氏も普通の
庶民の家に生まれれば、多少性格の悪い奴、で済んだかも
しれません。でも貴族に生まれたからにはそれなりの人物でないと
周りも認めてくれない。しかし自分は無能だった・・・。
今回は最後に自分の正直な心情を吐露し、主人公に感謝しながら
息を引き取る、という結末も用意されているので少し報われたかも・・。

オッシ
いきなりかなりの脇役オッシ登場(笑)。タル氏も長くなったので
ホントに簡潔に。というのも、王城スタートでタルテュバの最期の
イベントを進めると衝撃の事実が明らかになるそうです。
オッシは実は元はロストールの貴族だったが、貴族の地位を
捨てたとのこと。かなりビックリです。タルテュバが語ってくれる
らしいです。驚き。インフィニットでは男前な顔グラの追加されて
よかったね(笑)。せっかくなら一つでも追加イベントがあると
もっとよかった。
そうそう、本名は「ワッツ=サーザナイト」だそうです。

セバスチャン
インフィニット顔グラ追加組の中でもっとも衝撃を
振りまいた彼(笑)。私もしゃべり方などからどう考えても
「礼儀正しく温厚な、心配性の老齢の英国紳士」な
イメージでした(かなり独断)。
しかし顔グラを見ると若くてハンサムさんではないですか。
ちょっと面長すぎる気もするけど・・(失礼)。そして復興団
結成時にはゴブゴブ団を家にあげるなど、意外と柔軟性も
あるようで。執事といえば慇懃無礼な頭の固いおじさまを
想像する私(また独断)。
せっかく顔グラもあるんだから、イベントを作ってくれれば
よかったのに。
またはミニゲームで「セバスチャンのお使い日誌」とか(何それ)。

あと、アイリーンの母親も、せめて名前くらい付けてあげたら
よかったかな〜と思ってみたり。フェルムちゃんは、前作のほうが
好きでした。なんか妙に現代的な外見になってしまった(^^;)。
それを言うなら一般の巫女さんの衣装も、グラフィックで見ると
普通のワンピースに見えるんですけど・・・。は関係ないか。
ロストールの人たちはこれで大体語ったかな。忘れていた人がいたら、
思い出したときにやります(笑)。