07. ラティ・ミリー・ドーン

SO1(SFC版)では仲間になるキャラは全部で12人。
(そのうち4人は固定です。また、仲間になるのは一度に
8人までなので、12人を同時に仲間にできるわけでは
ありません。)
仲間はなかなか個性的なキャラがそろってます。
では、簡単なキャラ評など・・・

ラティクス・ファーレンス
本作主人公。通称ラティ。取扱説明書の紹介では、よくある
熱血主人公のような印象を受けるのですが、実際プレイ
してみると、目上の人には礼儀正しくて、落ち着いている
印象で意外でした。まあ、14,5歳とかならともかく、19歳
ですしね・・。ゲームの主人公にしては結構高めの年齢
設定かも?わりとぼーっとした性格にも思えるし。
この辺、かぢばあたるさんの漫画版はだいぶ印象が違います。
正直漫画版のラティは別人だろ、と言いたくなるくらい。ゲームの
ラティのほうが好きだったりして。
女性に対して鈍感なのは王道ですが、ちょっと鈍感すぎる気も
します。ミリーがかわいそうだ。
キャラの使い勝手でいくと、彼は非常に強くて使いやすいです。
剣技は強力なのばっかりだし、特に七星双破斬なんか反則な
ほど強いです。これがあれば他の剣技は正直、なくてもいいくらい。
アシュレイに教えてもらえる黒龍奥義は、画面効果はすごく
かっこいいけど、私はあんまり使いませんでした。この辺は
好みの問題もあるかも。
SO1では、ずっと彼を操作し続けることになりますが、
強いので爽快です(笑)。ラティは、素直で仲間を思いやる、
ごく普通の青年(剣は非常に強いけど・笑)として描かれていて、
とても好感が持てます。お気に入りキャラ。私は主人公好き。
しかしミリーをないがしろにするのはどうかと思いますが・・。
イリアさんと仲良くしてる場合かっ?と突っ込みたくなる。

ミリー・キリート
本作ヒロイン。・・のはずなんですが、どうもそう言い切るのに
ためらいがあるのはなぜ?何といっても、過去のロークに行って
二手に分かれてからラティたちと再会するまでがあまりにも
長すぎます。進め方によってはかなり終盤のシルヴァラントで
再会なんてこともあって、ちょっとゲーム中での印象が薄く
なりがちです。ミリーもごく普通の女の子として描かれていて、
好きなキャラなんだけど・・。どうせなら、二手に分かれた時に
ラティで進めるか、ミリーで進めるか選べたらよかったな〜
(なんて、SFCじゃ容量的にそんなこと無理か)。
そこからセカンドのダブルヒーローシステムが生まれたんだろうか。
ミリーの魔法(正確には法術)の画面効果はなんだか
かわいらしいものが多いです。グラビティプレスなんて、
大きなおもりが空から落ちてくるんですよ。
攻撃魔法はほとんどなくて、ほぼ回復オンリーですが、
パーティに加わってくれると頼もしいです。攻撃には役に
立ちませんが、回復キャラは貴重なので。
物理攻撃には非常に弱いので、気を付けてあげなければ
いけませんが。ラティのことが大好きですが、当のラティは
鈍感すぎて気持ちに全く気づいてもらえず。王道とは言え、
わざとか??ってくらいラティはミリーに対してそっけない態度で
かわいそうですね。髪形は非常に謎です。パッと見、ありそうでいて
現実にはありえない妙な髪型なのです。

ドーン・マルトー
SO1における気の毒キャラナンバーワン。物語序盤も序盤で
石化ウイルスに侵され、復活しても結局パーティに復帰することも
かなわず・・。ミリーに想いをよせているがミリーには気づいて
もらえず、ミリーはラティのことが好き・・と、書いてるだけでも
かわいそうに思えるキャラです。なんか「かわいそう」キャラが
多くないですか?
彼のような糸目のキャラはトライエース作品によく登場しますが、
スタッフさんに糸目好き(なんじゃそれは)がいるのでしょうか。
それと、戦闘が終わった時の勝利のポーズ(?)がとっても変です。
間抜けです。好物まで設定されているのに、彼がそれを食せる
ことはなかった・・。もしかしたら、最初はパーティに復活させる
プランがあったのかもしれないですが。
ついでに、衣装の紫の半パンスパッツのセンスはどうかと
思うのです。うーん。出番が少ないので、書けることも少ない。

SO1のキャラはみんな好きですね。特にローク人はまだ
科学技術の発展していない文明だからか、みんな純朴で
まっすぐです。その辺がいいんでしょうね。