<CD - Baroque #08>
「Brandenburg Concertos」

バッハの作品の中でも、華麗さを持った聴かせる曲の一つです。華麗さという意味では「管弦楽組曲」のほうが一枚上手ですが、こちらは独奏が入ったりしてメリハリが利いていてより奥深い味がある曲だと思います。過去に一度クラシックを聴かない時期がありましたが、たまたまこの曲を聴いて感動し、それからまたのめり込んで聴くようになったという、思い出の曲です。また、バロックとの出会いの曲でもあります。     by Masa


J.S, Bach: Brandenburg Concertos by




Player Comments
Karl Richter指揮
MunchenerBach
Orchestrer
この曲でのお薦めはやっぱりカール・リヒター教授率いるミュンヘン・バッハ合奏団の演奏が最高です。途中演奏家が自由に演奏する部分もリヒターのチェンバロでのトレモロが他の演奏とは比べ様のない素晴らしいできです。何と言っても全体のバランスが素晴らしい。一部の楽器が出っ張ったり引っ込んだりしないで、微妙なバランスをキープしています。ジャズなどでは時にはアンバランスな部分がとてもスリリングな雰囲気をを生むことがあり、好ましいときもありますが、クラシックではこのバランスがとても大事な要素です。バランスしていることを前提に曲が作られていることが理由だと思うのですが。そして、重厚な部分は重厚に、華麗である部分は華麗に、陰影がはっきりと映し出されています。これにより、聴いていて安心感というか、安定感を与えられとてもゆったりとした気分になります。パイヤールがフランスの明るさと華麗さなら、こちらは南ドイツの明るさと華麗さ、そして重厚さが加わった感じです。 1964年録音。
Karl Richter指揮
MunchenerBach
Orchestrer
モノラル録音のものですが、バロックを聴き始めるきっかけとなった演奏です。 今でもこの演奏には感動しますね。
Karl Richter指揮
MunchenerBach
Orchestrer
こちらは1967年のステレオ録音盤。 1番ー4番+6番。
5番は管弦楽組曲とカップリングされて出ています。

Karl Richter指揮
MunchenerBach
Orchestrer

SACD
SACDシングルレイヤー盤です。 演奏は1967年版と同じでしょう。
指揮:Sigiswald Kuijken
アンサンブル:La Petite Bande
Orchestral Works and Concertosの5枚組セットですが、この中に含まれた「ブランデンブルク」では、バルトルド、シギスヴァルト、ヴィーラントのクイケン3兄弟、寺神戸亮、鈴木秀美らがトップ参加しています。第2番では、ナチュラル・トランペットではなくコルノ・ダ・カッチャを使用しているのも特徴的です
グスタフ・レオンハルト指揮 レオンハルトの指揮・チェンバロ、クイケンのヴァイオリン等古楽器の名手が競演しています。
JeanFrancois
Paillard
w/Orchestrade
ChambrePaillard
パイヤールの演奏はいつもフランスらしい明るさと華麗さを感じさせます。管弦楽組曲等ではこれがとってもよく生かされて素晴らしい演奏を聞かせてくれます。ここでも、彼らの演奏はあくまでも明るさと軽快さが前面に出て、特に管楽器の華やかさがとてもいい感じです。少し残念なのは、弦楽器での合奏でのマッシブな部分がもうひとつまとまりに欠けているように感じられることと、チェンバロの音がもうひとつ響いてこないところです。第5番では、ヴァイオリンとフルートそれにチェンバロが絡んでとても素晴らしいアンサンブルを聴かせるんですが、それがちょっとバランスが崩れてしまっています。
KarlMunhinger
StuttgartChamber
Orchestra

TomKoopman
TheAmsterdam
BaroqueOrchestra


アーノンクール指揮
Concentus
MusicusWien