<CD - Baroque >
「3 Sonatas and 3 Partitas for Violin Solo」
(Jan., 2002)

無伴奏と言えば、チェロ組曲が有名ですが、バッハはヴァイオリンでも無伴奏を書いています。しかし、無伴奏ものはどんなによい曲で、またどんなによい演奏でもこれを6曲聞き続けるのはいつも骨がおれます。LP時代には技巧派へンリック・シェリングの演奏の盤を持っていたんですが、一度として全てを聞き続けられませんでした。うまいんだけど、何か惹きつけてくれるものが伝わってこない。CD時代になってからある本でヨゼフ・シゲティーなら聴けるという評価があって、早速買ってきて聴いたら、これは聴けました。古い録音で音はよくないけど、そんなことは気にならない。音やテクニックだけならシェリングのほうが上なんですが、何かが違う。 その後もいくつか入手してみました。 ここにあるのは、それぞれ聴きごたえがある演奏です。  
この中のパルティータの中の1曲は「シャコンヌ」として、チェンバロ・ギター等、他の楽器やヴァイオリンのソロ等でよく演奏されています。      by Masa


「「3 Sonatas and 3 Partitas for Violin Solo BWV 1001-1006」 by J.S. Bach
曲目: 「Sonata No.1 G Minor BWV1001」, 「Sonata No.2 A Minor BWV1003」, 「Sonata No.3 CMajor BWV1005」, 「Partita No.1 B Minor BWV1002」, 「Partita No.2 D Minor BWV1004」,「Partita No.3 E Major BWV1006」



Player Comments
Joseph Szigeti 古い録音なので音ははよくないですが、彼の演奏には惹きつけられる何かがあります。
ArthurGrumiaux 美音で有名なグルミューオーの演奏です。 下に出てくるエネスコに師事したそうです。
Gidon Kremer 現在の演奏家のなかでも一番と評判の高いクレメールの演奏です。 
SigiswaldKuijken バロック・バイオリンを使った演奏。 古楽器演奏ではクレメールと、双璧ですかね. 2000年以降に再録音したものもある。 そちらのほうが、ホール全体の響きが聴かれるようです。
DmitrySitokovetsky ゴールドベルグ変奏曲の弦楽三重奏版の編曲で知られるシトコヴェッキーの演奏です。 
Felix Ayo 全曲とも素晴らしい出来です。なんの違和感もなく一気に聴き終えてしまいました。予想通り彼の音色には無伴奏の演奏でも聴き続けられる何かがありました。録音もシゲティーよりは新しく、音も安心して聞けるので、しばらくはこの盤がこの曲の自分のメインになりそうです。でも、あらためてじっくり聴いたら、この曲かなり演奏が難しい曲ですよね。なかなか名演奏が見つからないはずですね。
Szeryng LPで苦い思いをしているので、CDは買わないつもりでいたんですが、ひょっとしてLIVEならばいけるかもと入手しました。 まだ怖くて聴けず・・・・。 テクニックのシェリングは変わらんという評判もあるので・・。
ItzhakPerlman
ヨゼフ・スーク アーヨの演奏のように、安心して聴け、また同様にとっても優しさを感じる演奏です。
Jean-JacquesKantorow
Julia Fisher Visual系のように扱われることも多いのですが、どの演奏を聴いても実力派です。 ここでも引き込まれるような演奏が聴けます。 なかなかの名演だと思います。
ヴィクトリア・ムローヴァ(Vn)(Onyx) レオニード・コーガンの弟子だそうです。 彼女が6曲まとめて録音するのは初めてのことですが、このディスクのセールスポイントは、ジャケットの楽器を弾くムローヴァのシルエットからも明らかなように、バロックボウ(弓)を用いて古楽器で演奏していることです。しかも彼女の所有する1750年代製のグァダニーニ(恐らくモダン仕様)にガット弦を張り、ピッチも低くして(A=415Hz)演奏をしています。つまり、モダンとピリオドの折衷であるという点が大きな特徴です。
イリヤ・カーラー 彼もコーガンの弟子だそうです。 彼の音のほうがよりコーガンの音に近い感じがします。 著名なヴァイオリンの国際コンクール、3つ全てで優勝している実力者のようです。 この偉業は彼だけが成し遂げているようです。 でも、彼はあまり大手のレーベルには興味がなさそうです。 マイナーレーベルでのみ録音・販売されているようです。
Isabelle Faust CDでは輸入盤ですが、「ソナタ1番&2番とパルティータ1番との組み合わせ」と「ソナタ3番とパルティータ2番&3番の組み合わせ」の2種類が出ています。
今は「ソナタ3番とパルティータ2番&3番の組み合わせ」のみ入手できました。 なかなかいい演奏なのでもう一つのほうも入手したいと思っています。
sabelle Faust やっと「ソナタ1番&2番とパルティータ1番との組み合わせ」のCDを入手。 
昨年SACD盤が限定再販されましたが、そのころはSACD再生機器がなかったので、検討していなかったんですが、最近入手したので、聴いてみたいと思いましたが、時すでに遅し。 すでに終了でした。 いい演奏なので、SACDでもいつか聴いてみたいですね。
Midori Gotoh
Mariko Senju デビュー40周年で、再録音された無伴奏。 デュランティを使い始めてからは初めての録音。 このヴァイオリンでの無伴奏が聴いてみたくて入手しました。 誇張したところがまったくない演奏です。 
ヤッシャ・ハイフェッツ
Hilary Hahn 全曲盤ではないですが、彼女のデビュー盤です。 ソナタ3番とパルティータ2・3番です。
Sayaka Shoji これもソナタ1番とパルティータ1・2番のみです。
最初買ってすぐ聴いた時にはそれほど目立った記憶はないのですが、最近プリンテッド・リボンだけで聴いていたら、なかなか凄い演奏でした。 個人的にはパルティータ1番がいいですね。
GeorgeEnescu これもソナタのみ3曲盤です。 パルティータ盤もいつか入手したいですね。
パルティータの録音ではいい音質のものが残っていないようです。
KazuhitoYamashita チェロ組曲に続いて、この無伴奏も出しています。 これもなかなかいいですよ。
Nigel North こちらもリュートでの無伴奏。