<CD - Baroque -新旧天才チェリスト達の競演>
「6 suites for Viollacello」

バッハの名作、無伴奏チェロ組曲を新旧の大天才チェリストの演奏を紹介したいと思います。ちょっと気に入った曲があるとすぐにこのように、2−3種類の演奏を集めてしまいます。大演奏家の演奏を比較するような失礼なまねをしている訳ではないのですが、より自分の好きな演奏スタイルを探すことと、曲に対するいろいろな解釈を知りたいから。本当はもう一つ、ピエール・フル二エの演奏も手に入れて聴いてみたい、と思っていたら色々と集まってしまいました。 ロストロービッチ等も聞いてみたい。    by Masa
J.S, Bach: The 6 cellosuites 

Comment :
クラシックのソロ曲って、そうとう好きでないと長い曲を全部聴き終えるのって、結構根気がいると思うのですが、バッハのこの無伴奏チェロ組曲と無伴奏バイオリン・ソナタは何故か、さらっと聴き終えてしまう。やっぱりこれはバッハの力なのかな。それとも演奏が素晴らしいのか。多分両方の相乗効果ではあると思うのですが・・。それにしても、これらのどの演奏も素晴らしい。同じ曲なのに、表情がかなり違うし、もちろん、録音年代等も違うので、それによる音の違い等もありますが、それを超えた演奏家の音楽に対する解釈や表現力がこの違いをもたらしているのでしょう。 どちらにしても、この曲を充分に鳴らしきってる演奏といっていいでしょう。どちらをとっても感動できると思います。 是非、興味のありそうな演奏者のものからお試しください。



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Yo Yo Ma ヨーヨーマの演奏には、生き生きとした躍動感と輝きが感じられる
Yo Yo Ma こちらは、初期の録音での演奏。 既に素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
Pablo Casals カザルスの演奏には重厚さのある力と優しさを感じます
Pierre Fournier これもとっても聴かせてくれます。 個人的にはかなり好きな演奏です。
ヤープ・テル・リンデン
アンナー・ビルスマ

Ditta Rohman 最近出たばかりのCD。 2枚目(Suites #2, #4 &#6)は日本では2014年11月発売。 発売前から予約していたんですが、2度ほど発売日が延期されて2か月も待ってしまいました。 なかなか聴きごたえがあります。
願わくば、ヨー・ヨ・ーマの演奏のような躍動感がもっとあったらいいのかも。
Enrico Mainardi 1955年・56年の録音。
Mstislav Rostropovich 全曲盤をと思ったのですが、その前に彼の演奏を聴いてみたくて3曲とDVD付属盤を買ってみました。
Mischa Maisky マイスキーの2度目の録音、全曲ではないですが以前の録音も持っています。 この録音も日本で買ったものは抜粋盤でした。 この全曲盤はシンガポールでみつけました。
Mari Fujiwara 日本の演奏者も聴いてみたくて以前風シリーズの演奏で気に入ってた藤原さんの演奏を入手しました。 藤原さんの演奏もなかなか味があります。
Noboru Uemura 上村さんの他の曲の演奏がなかなかよかったので、入手してみました。
寺神戸亮 (ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラ) ヴィオロン・チェロ・ダ・スパッラ(肩にかけて演奏する小型のチェロ)を使っての演奏。 
他の楽器での演奏

KazuhitoYamashita ギターでの演奏ですが、楽器を超えて、この曲で感動させられました。 知らなければギターの曲として作られたのだと思ってしまうでしょうね。
時々違う楽器での演奏で曲の違う面が感じられて、曲を見直すということもありますが、この有名な曲を違う楽器でここまで表現できる彼の技術や感性の凄さを感じます。 また、どんな楽器でも音楽の素晴らしさを感じられる、原曲の素晴らしさを改めて実感させてくれました。
Nigel North こちらはリュートでの演奏。 
Ron Carter クラシックもこなす、ロン・カーターによるウッド・ベースでの演奏です。 特にバッハは好きなようです。 これも迫力があり、なかなか聞きごたえがあります。 
Henrik VanTwilliert バリトン・サックスでの演奏
Aurele Nicolet フルートによる演奏、第一番&第四番