<CD - 協奏曲>
「管楽器のための協奏曲集」
(モーツァルト)

ベームが晩年にウィーン・フィルの各首席奏者達と残したこれらの管楽器の協奏曲録音は、正真正銘のウィーン・スタイルで演奏された最も模範的な演奏として、未だに多くのファンを引きつけてやみません。70年代当時のウィーン・フィルの木管とホルンはまさにステレオ期においてはもっとも充実していた頃にあたり、複数の録音を残している奏者もおりますが、やはりベームによる呼吸の深いリードと音楽性が、各演奏を至高の名盤にまで高めていると言っても過言ではありません。各曲はそれぞれ奏者のベストの演奏といっても良い出来であり、DGのアナログ最盛期の録音ということも更に価値を高めています。ふくよかでありながらも各楽器の音色を如実に捉えた録音は、SA-CDで復刻するに相応しい音源です。



Player Comments
カール・ベーム指揮
VPO
【曲目】
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:
[DISC1]
1. フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313(285c)、
2. オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314、
3. クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
[DISC2]
4. フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299
5. 協奏交響曲 変ホ長調 K.297b(Anh.C14.01)
[DISC3]
ホルン協奏曲
6. 第1番 ニ長調 K.412(386b)、
7. 第2番 変ホ長調 K.417、
8. 第3番 変ホ長調 K.447、
9. 第4番 変ホ長調 K.495)
7. ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191

【録音】
1972年9月(3)、1973年5月(1,11)、1974年4月(2)、1975
年5月(4,5)、
1978年11月(K.447)、1979年3月(K.417)、12月(K.412,
495)
ウィーン、ムジークフェラインザール