<CD - Baroque>
「チェンバロのための協奏曲」
(J.S, Bach: Cembalo Knozerte)

バッハは13曲のチェンバロのための協奏曲を書いています。それ以外にもブランデンブルグ協奏曲の5番等もチェンバロをフュ-チュアーした曲ですけどね。この時期、チェンバロやオルガンは通奏低音のための楽器であり、独奏楽器としての地位はなかったので、鍵盤楽器の協奏曲としては、初めてのものだったようです。バッハ自身もこれらの協奏曲をチェンバロのために作曲したのではなく、それ以外の楽器のために作られた曲を編曲しています。今回のCDの中の「4台のチェンバロのための協奏曲」はヴィヴァルディ-の「4台のヴァイオリンのための協奏曲」が原曲です。これらは主に、チェンバロを中心とした楽団での演奏を当初の目的として作られたようです。チェンバロやオルガン奏者としても卓越した技術を持ったバッハらしい話ですね。        by Masa


J.S, Bach:Cembalo Knozerte
曲目:
チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052、チェンバロ協奏曲 第2番 ホ短調 BWV1053、 2台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ハ短調 BWV1060、 4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065



Player Comments
Karl Richiter with
Munchener Bach-
Orcheter
この辺りの曲になると、やはりバッハ解釈に秀でていて、チェンバロ演奏でも定評のあるカール・リヒター教授の演奏が一番いいというか、それ以外ではあまりCDも出ていないようです。あまり、有名な曲ではないですからね。全体では7曲のチェンバロ協奏曲、3曲の2台のチェンバロのための協奏曲、2曲の3台のチェンバロための協奏曲、そして4台のチェンバロのための協奏曲があります。このCDと同じアルヒーフからは、以前LPで3枚組の全集が出ていましたが、CDではカール・リヒター全集の中に入っているもの以外では単独発売していないようです。
Karl Richiter with
Munchener Bach-
Orcheter
イタリア協奏曲とのカップリングでチェンバロ協奏曲
の第3番と5番を持っています(写真右)。あと、他の
レーベル(TELDEC)でのリヒターの演奏で、別の2
台のチェンバロのための協奏曲と3台のチェンバロ
のための協奏曲が上記の中の2曲とカップリングさ
れたものですね。

Karl Richiter with
Munchener Bach-
Orcheter



ワンダ・ランドフスカ バッハのチェンバロ曲をいろいろ集めたCDです。 なかなか聴き応えがあります。