お次は

(c)ありゃりゃバラバラの場合
 
 

飼育ケースの中で溶けちゃった成虫の場合です。下処理で気分ですけど酢酸エチルの入った毒ビンへ一晩入れて体内に巣喰うやばい虫とか殺しておきます。 固定用のために羽根にいきなり虫ピンをブスリ。そんでもって前胸のボロボロなお肉を引きづり出して、接着用に木工ボンドを塗布。 頭が下に下がっちゃうとダサイのでまち針を打って頭を板に水平になるように固定。 頭+胸部+腹部が木工ボンドでくっついたら、オアシスの上に上向きにします。 体全体がぐるぐる回ってしまわないように頭部に2本のまち針を打ちます。
胸部と腹部の間にも回転防止のまち針を打ちます。 あとは前のページみたいに足を受ける台をまち針で作って1本1本足を接着していきます。 これは向かって右側の前足を固定しているところ。 足の位置を微妙に修正したかったので追加のまち針を打ちます。 前足が終わったので中足用に木工ボンドを塗ったところ。(塗ると言うよりチョンチョンと置くって感じ。)
中足もまち針の台座の上にそっと置いてくっつくのを待ちます。 後足の部分に木工用ボンドを塗る。 後足を受ける台座をまち針で作り、足をそっと乗せ。 あとは乾燥待ちです。 これが完成。
脆いので多少の形悪さは妥協しましょう。直そうとすると壊れまくります。

さらに上級なテクとしてはこれら今まで行ってきた技法の応用で、二個一(にこいち)とか三個一(さんこいち)という大技があります。
自動車とかバイクとかの中古車にも使われる禁断の技です。(^^;;
皆さん沢山経験積んで頑張って下さいまし。ではでは
 


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