私の思い出のクワガタ
 
 

爆発栄螺



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私がクワガタにはまった第一次黄金期は小学校4年から中学2年までだ。当時、昆虫標本を買うことが出来たのは渋谷の志賀昆虫、神田のニューサイエンス社、上野の科学博物館地下の売店、夏休みになるとどこかのデパートで行われる昆虫展などだった。ある日、図書館で子供の科学だったと思うが、後ろの方に「大蔵生物研究所 世界の昆虫標本」という広告を発見したのだった。カタログだけならすぐ買えるのでさっそく取り寄せた。そのリストには図鑑では見たことの無い名前が列記されていた。名前で形を想像しながら注文していました。「ドロマルバネクワガタって泥ぽい色形しているのかなぁ?」とか思ってました。
わくわくしながら届いた小箱を開けると綿に挟まれた、飴のようにセロファンにくるまれたクワガタの数々が出てきた。病み付きになり、お年玉をつぎ込むようになる。
台湾に生息するオニツヤクワガタ。
こんな大きなクワガタが台湾にいるのか!!
初めて見る形・大きさに興奮し、その晩は
なかなか寝付けなかった。
タイワンミヤマクワガタ
なんとかっこいい虫だろう。
当時、オウシュウミヤマクワガタ(今のヨーロッパミヤマクワガタ)と並んで私の好きなクワガタの筆頭だった。オウシュウミヤマクワガタ当時の私には手の届く存在ではなかった。今思うと最近はまったくお目にかかれない南部型だけしか見た記憶がない。ノコギリクワガタチックな大アゴと赤い色が好きだ。
タカサゴミヤマクワガタ
日本のミヤマよりちょっと大きいな程度にしか違いを見出すことが出来なかった。(^^;
「大アゴの先端が開いてるだ」くらいにしか思わなかった。
エゾミヤマクワガタ
値段は確かタカサゴミヤマより高かった気がする。
内地のミヤマよりタカサゴミヤマに似ているのがショックというか驚きだった。でも一番ショックだったのは値段の割に変わった格好してなかった事だ。
オニクワガタ
本物を見たことがなかったのでとにかく欲しかった。
当時高かった。オニツヤクワガタ2頭分くらいしたような。
来てみてがっくりびっくり。
こんなに小さいクワガタだとは思わなかった。
ミクラミヤマクワガタは志賀昆虫で買った。
どうしても欲しかった。
毎週のように通いショーケースに張り付いていた。(^^;
→は残念ながら当時のそれでは無い。
喰われて現存していない。
もっと、はっきりくっきりな黄紋型だった。
たしか3500円だった。
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