テーマ 「○○山のミヤマさん」
箱 藤本製作所 艶消しドイツ箱 針は志賀有頭1
特徴 虫に直接針を刺さないで複数の針で箱に固定。
カメラ・レンズ用の強力防カビ・防湿剤を使用。
これが我が家にある唯一の虫が入った箱である(先日ドラゴン氏より頂いた箱を除く)。中身は昨年、同一地域で採集したミヤマクワガタの一部。特に左側6列は、半径100m程度のポイントで採集した個体である。圧倒的にフジ型が多い中、基本型やエゾ型までも採集することができた。灯火採集でもないのに同一箇所で3タイプの歯型を採集できたのにはちっと驚いた。この画像からではわからないが、色彩のバリエーションも豊富だ。まだ展足していなかったり、あるいは出来ない状態となってしまった干物が結構あったりする。いかんなぁ、、、
標本は始めたばっかしで手探り状態。「標本まではやらない」と言っていた筈がいつの間にやら、、、
標本を始めるきっかけとなった理由は色々あるが、ドイツ箱購入に至った理由のひとつには俗に「ヒョウホンムシ」と呼ばれているカツオブシムシ、シバンムシ、ヒョウホンムシなどといった標本を食すとんでもないやつらから、せっかく展足した虫を守るといったことがあげられる(完全ではないけど)。ヒョウホンムシの乾いた動物質を食すという性質を利用して、小型の哺乳動物、鳥、魚などの骨格標本を作るのに役立てていると聞くが、昆虫の標本をやっている人からすれば恐怖の虫と言えるであろう。いつもながら本題とは外れるが、参考までに我が家での被害の例を紹介しよう。
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