ヤフーオークションと昆虫2001夏

製作/文 安達

まず、私が2000年秋号に投稿した記事も合わせて読んで欲しいと思う。現在
はオークション有料化も含め状況が変わってきたので新たに執筆してみました。

ヤフーオークションは現在、指定銀行機関、または指定クレジットカードによる
本人確認が必要になりました。それに加えて1ヶ月当たり月額280円(税込み
294円)の参加費が必要になりました。これは詐欺や違法出品を未然に防ぐ為
本人確認の必要性があることがHP上で説明されています。料金の徴収に伴い
証制度も導入されていますが、昆虫の生体についてはオークション利用規約に反
する為、保証制度の対象にはなりません。                 

それでも沢山の昆虫生体がオークション上に出品されています。そこで上手にオ
ークションを利用するちょっとしたコツを紹介したいと思います。      

以前に比べ昆虫生体のチェックはさらに厳しくなっており、平日に出品すると必
ず削除されます。これを避けるには金曜日の夜に出品、日曜日の深夜終了が最も
望ましいでしょう。また、カテゴリーも全く関係ないものでの出品も効果的な方
法です。タイトルに関しては以前は『標本』などを付けるとチェックが甘かった
のですが、現在はそうでもないようです。得にカブト関係を出品するばあいは、
『カブト』を含む他の出品がある為、検索用としてクワガタをタイトルに入れた
方が利用者の目に触れるでしょう。                   

例/ミンダナオアトラスオオカブト♂90mmペア(クワガタ・カブト)

これで検索する際に『クワガタ』と入れれば、どこのカテゴリーでもカブトでも
検索可能です。オークションではあまり高価な虫は売れないようで、適切な価格
設定が必要です。余品であれば少しでも換金して飼育用品代にした方が賢明だと
思いますので開始価格はなるべく低く設定した方が望ましいです。ただし、1円
で開始しておきながら最低落札価格を10000円などに設定するのは止めまし
ょう。最低落札価格は設定しない方が絶対いいです。その反面、希望落札価格は
付けた方がいいです。早期落札も可能ですし、オークションを消される可能性も
低くなります。                             

説明文は分かっている限りの詳しい情報を掲載した方が落札者も安心すると思い
ます。ただし、当たり前ですが嘘のデータは絶対に書かないで下さい。忘れてい
ましたが画像は絶対あった方が好ましいです。上手に虫を撮影してアピールしま
しょう。                                

最後にこの記事は2001年6月時点でのガイドラインを元に書いたもので、今
後状況が変わって来る場合もあります。また、これを読んで出品、購入したとし
ても私は一切の責任を負いませんのでご自分の判断で利用して下さい。    

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