おかめCLOCK その4
「コパーテープ巻き&はんだ付け(=ラストスパート!)」


残りの作業は、
1)ガラスにコパーテープを巻く。
2)はんだ付けをする(こんもり)。
3)ブラックパティーナで磨く。
です。

ステンドグラスを見ると、ガラスとガラスが「黒いブツ」でつなぎ合わさっているのがわかるかと思います。この「黒いブツ」は「はんだ(が変色したもの)」です。
ガラスに直接はんだをのせることはできないので(こするとすぐに取れます)、まず、ガラスの縁にコパーテープというテープを貼りつけ、この上にはんだをのせていきます。

コパーテープを巻いています。 よくこすって、ぴっちり貼りつけます。

コパーテープは貼りつけた後、割り箸などでよくこすってぴっちり貼りつけます。これは作品をキレイに作るためには、結構重要なことだったりします。

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次に、コパーテープを巻き終わったパーツを木枠にはめ、はんだ付けしていきます。
寒い日にはんだ付けする時は、急にハンダゴテをあてると温度差でガラスが割れることがあるので、まずガラスをドライヤーで温めてから行うと良い、と教えていただきました。

まず、フラックスをぬってから はんだ付け〜

はんだをのせる時は、あらかじめのせる部分のコパーテープに「フラックス」という液を塗ります。これを塗るとはんだの伸びが良くなり、はんだをきれいにのせることができます。
はんだをのせる作業は、まず、パーツ全部を点、点、とずれない程度に少しずつはんだをのせ(仮止め)、その後でコパーテープが見えなくなるように、ばーーーーーっとはんだをのせていく、という手順になります。

はんだは「こんもり」のせるのが、よろしいです(ずんさん、「もっこり」じゃないですよ)。

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はんだ付けが終わったら、ガラスをお湯でごしごしと洗います。
洗い終わったらタオルで水気を拭きとって、「ブラックパティーナ」という液をしみこませた布で、はんだ部分を磨きます。磨くと、はんだが黒く変色します。

・・・このブラックパティーナ。はんだも黒くしますが、皮膚も黒くしてくれます。(ーー;)黒くなると、「細胞染まった!」という感じで、洗っても落ちません。己の新陳代謝だけが頼みの綱になります(経験者談)。なので、ブラックパティーナを扱う時は、必ず、穴の空いていないそこそこ丈夫なゴム手袋をはめるようにしましょう。

はんだが黒くなったら、水洗いします。
そして、水気を拭き取って、時計部品を付けて、完成〜〜〜♪♪♪

完成!!!

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余談です。
この日、愛知県は大雪となりました。
雪国(ではないのか。北陸?)出身のずんさんは「大丈夫ですよ。大したことないですよ。このくらいの雪。」でしたが、なんちゃってゴールドカード(自動車免許)保持者の私にとっては「○×△ーーーッッッ!!!」でした。
「やんでくれぇ〜(切実)」という私の祈りも空しく、しんしんと降り積もる雪・・・
結局、はんだ付け作業が終わった後、時計部品は各自家で付ける事にして、スタッドレスタイヤをはめていた先生の車で駅まで送っていただきました。

・・・あわただしい日であったことよ。。。