式根島キャンプ

 新島に着いたところで荷物をまとめて、上のデッキに行った。みんなは少しでも早く式根島上陸を果たそうと、Cデッキの入り口あたりに並んでいた。私もその周辺に荷物を置き、海の風景を楽しむために上の階に行った。新島下船の人たちを見つめていた。食欲はまだわかない。
 船が新島を離岸した瞬間、元気がわいてきた。

9月13日(土)

 すぐ近くの植物にピントを合わせて写真を撮った。海も、私たちがかえる日なので、急激に秋色になったような気がした。今日もみんなは下の芝生周辺で朝食を獲っていた。私は荷物をバイクに積むと、昨日買ったパンと飲み物を持って下に行った。
 そこには、昨夜がみ子夫婦やいが子、そしてお手伝いの人が作ってくれたしめさばが並んでいた。

9月15日(月)

 どんなに楽しいときも、終わりを迎える。朝になった。みんなはJet船だが、私だけ大型船で帰る。
 あまりにも短い式根島旅行だが、朝目が覚めると、撤収作業を始めた。
 時刻は午前6時。ちょうどよい時間だ。あまり早く始めると、寝ている人の迷惑になる。それにしても晴れているとすごく楽だ。8月末は、雨の中での手集作業で大変だったので、なおさらそう思う。

撤収作業

 ただのイカではない。これまた高級食材の「アカイカ」だ。肉厚の物は刺身に、肉がやや薄い物とエンペラーは炭火で焼いて食べた。

 この包みの中は、あの高級魚と言われているタカベとメジナとイサキのホイル焼きだ。特にタカベは、1匹1000円ぐらいの大きさだ。

 夕日がすっかり海に沈んでから、水着を干した。みんなは、まだ戻ってきていない。先ほどいが子に「釣りを見に来たら・・・」と誘われていたので、バイクで野伏港に行った。夕日は沈んだが、まだ明るかった。
 ミナミハタンポだと思われる魚を釣っていた。夕方になると、盛んに釣れる、10cmほどの魚だ。唐揚げに最適な魚だ。釣れた人がいたので、写真をとらせてもらった。
 そのうち、目で確認できるほどのやや大きめの魚がはいって来た。サバだ。今回はがみ子夫婦もサバ狙いで出かけたので、ようやく獲物到来である。

 今日は雅の湯に浸からず、バイクにまたがった。足付き温泉に浸かり、1時間ほどのシュノーケリングの旅を2本楽しんだため、かなり疲れてしまった。というのも、午前中神引き湾までも遠征したからだ。足付き温泉の外側に、新たにセメントを流して平らになったところがあり、そこで30分ぐらいお昼寝してしまった。大さんやHGHGさんが雅の湯にいたが、今回はパスした。

 昨日に続いて、サンセットタイムには大浦にいたいと思った。そのため、途中買い出しをして、とっとと大浦のキャンプ場に戻った。

 帰り道、堤防から飛び込みをする様子をのぞきながら帰った。毎回ここからの飛び込みを見ているので、見慣れてしまったが、初めて見る人には衝撃映像のようだ。

 ウツボもいたので、近付いていき、カメラに収めた。口を開き、歯が恐ろしい。

 石白海岸は上からの景色はきれいだが、中の様子は知っているので、今回は景色だけ楽しんで素通りした。雅の湯には、何人か人影があったが、ここも通過。

 無事砂浜までたどり着いた。すると、留守番部隊の2人(がみ子&HGY)が、改めて神引き湾まで行くという。そこへ、へとへとになっているはずのミーニーも再び合流するという。私はこの後、波酔いもあって1時間ほど休憩したのだが、ミーニーの体力には恐れ入った。

 下の芝生付近で食事をしていたら、沖合をサルビア丸が通過していった。式根島に来るとき乗ってきた船だ。神津島の方向に進んでいた。
 今日の朝食だが、私は昨日の夕方買った宮寅の「アシタバ弁当」だ。食パンが売れてしまい、麺類も買ったが、今朝はお米を食べたかったからだ。みんなは、パン類だった。

 温泉組はまだ帰りそうもないので、じっくり釣りを見ていようかとも思ったところで、「夕日が見えるかもしれない」と言うことに気付いた。夏休みは雲が低いのでなかなか沈む場面は見られないが、この時期は例年見られるのだ。
 それに気付くと、すぐにバイクにまたがり大浦を目指した。ぎりぎり間に合った。

 夕食はみんなで一緒に獲ることになった。私はバイクと言うこともあり、宮寅商店で食材の肉やパンを受け取ることになった。バーベキュー用の豚肉2kgだ。
 K宇佐さんとベジータ、そしてひかちゃんは野伏港で釣りをやっているというので、帰り寄ってみた。

 雅の湯も足付き温泉も入れる状態ではなかったので、一気にフナリットに行った。
 永井さんに言わせれば、「山海の湯」だ。海を水面の高さで見つめながら温泉に入ることができる。後ろを向けば、山の景色を見ることができる。私自身は、あまりこの「山海の湯」という言葉が好きになれないので、ついフナリットという昔からの言い方をしてしまう。

 1時間ほど泳ぎ、疲れたので、温泉に浸かった。そして30分ほどして、再び海に入る。べた凪状態で、かなり遠くまでシュノーケルを楽しむことができた。また1時間以上海に入って、寒くなってきたところで、今度は足付き温泉に入った。潮が満ちてきてフナリットが冷たくなったが、今度は足付き温泉がちょうどよい湯加減になっていた。

 今回も、足付き温泉周辺で過ごすことにした。海で泳いでいて、疲れたり寒くなったりしたら温泉に浸かれるからだ。今回一緒に来た連中の姿は見られなかったので、大浦か中の浦あたりで泳いでいるのだろう。
 バイクと言うこともあり、まずは足付き桟橋の堤防を回った。

 昼食は、みんなは弁当を頼んでいたが、私はサンバレーの味噌ラーメンを食べたかったので、早めにバイクで出発した。
 店主の梅田夫婦は、連休で多くの人が来たためか忙しそうにしていた。ほとんど話もできず、待っている人もいたので早々に店を出た。ベジータとひかちゃんも、後からやってきたが、別々の席だった。
 店を出たら、久々に山口さんと遭遇し、話し込んだ。BQでもやりたいねと言うことだった。

 いつものように、石白海岸に行き、上から挨拶をした。相変わらず美しい風景を見せてくれた。海の家は、まだやっていた。
 式根島の9月は、まだ夏なのである。

2014.9.12-15
式根島へ出発

 式根島で1番人気のあるビーチと言うことで、人影は多かった。軽く目を走らせただけで、70人以上はいたように思う。
 一番沖合の岩の周辺を見ると、多少白波は見えたが、比較的波は穏やかだった。これなら、隣の神引き湾まで行けそうだ。早速行く準備に取りかかった。HGファミリーは、下の子がまだ3歳なので、長男とパパだけ。大さん夫婦といが子と私の6人で行くことになった。
 左の岩伝いに6人が泳ぎ始めた。

 ハムパンにしめさばが合うかどうかはよくわからないが、おいしくいただいた。個人的には、醤油を使った方がおいしいと思った。

 涼しかった。余計作業がはかどった。空には、羊雲が出ていた。秋なんだなと思った。洗濯ひもを結んだ空の上にも、月が見えた。少しずつ欠けていく月だ。そろそろ下弦の月になりそうだ。

 私の口には入らなかったが、お子様用のウィンナーソーセージ。そして蒲焼き。大さんが丁寧に炭焼きをしてくれたが、予想外に人気がなかった。何の蒲焼きだかわかりますか?答えは「ウツボ君」です。キャンプに来ていたある若者が銛で突いたが、どのように食べていいのかわからず我々に回ってきた物だ。管理人さんが丁寧に裁いてくれた物らしいが、その若者は食べなかったそうだ。ひかちゃんが比較的口に運んでいた。大事な食料として、無理をしてくれたんだと思う。

 式根島名物のたたきあげを肉団子として入れた鍋だ。野菜たっぷりの鍋で、この後、うどんやラーメンが投入された。15人以上なので、大鍋を使った。

 刺身。しかも私が大好物のイサキの刺身だ。お醤油も、大島さんの唐辛子醤油で刺身に最適だ。

 5mもしないうちにぎょっとした。ちょうど潮が引いていて、大量のクラゲが水中を漂っていたからだ。グローブをした手で空手チョップを市、クラゲを粉砕しながら進んだが、クラゲの数が半端ではなかった。100くらいの寒天質の破片に下がまだウジョウジョしていた。よほど、ここで泳ぐのはやめようかとも思った。しかし、もう少し沖合を泳げば大丈夫かなと思い、陸地から離れたら、突然視界が楽になりテーブルサンゴが見えた。

中の浦見参

 コンロに炭が乗せられ、炭興しから始まった。やがて、料理が続々と運ばれてきた。総勢16名の大宴会である。刺身あり、焼き肉あり、持参した珍味ありと、何とも贅沢でしかもおいしい宴が始まった。

 テングサがたくさん干してあった。灯台の近くまであり、ちょっぴり驚いた。

 平成26年9月12日(金)式根島へ出発の日だ。ミーニー副隊長からの連絡では、「総勢15名(子供3人含む)の集団で、竹芝桟橋の指定席の列に、午後9時に集合」とのことであった。メールに書かれた名前を見ると、4人しかわからなかった。私も独自に乗船券を予約していたが、家内はキャンセルになってしまったので、3日ほど前、キャンセルの連絡を入れた。9月の3連休の船、大混雑が予想される。もしチケットが獲れなかったら、おそらく行かなかっただろう。
 私は今回もバイクの予約を取っていたので、午後5時過ぎには退勤した。テントなどを積んでいたのでそのまま出発する予定だったが、足ひれを忘れて一度自宅に帰る羽目に。

 今回は、式根島に行くため2日間夜中の2時まで仕事をした。提出しなければならない書類があり、遊び優先の計画だ。そのため、いつも以上に頭がぼーっとしていて、奥多摩街道から五日市街道に曲がるのを忘れて、途中走ったことがない道を勘を頼りに進んだ。太陽の位置から方角が推測できたので、結果オーライであった。
 時間が押していたので、途中コンビニでコーヒーブレイク&トイレを済ませ、ほとんど休憩なしで走った。
 東京タワーの下まで来たら、ほっとした。あと少しだ。

 午後8時30分竹芝桟橋に着くと、バイクを預けるため荷物の整理をした。原付バイク代2430円を払い、株主優待券を使って乗船券を購入した。待ち合わせの場所に行くと、並んでいる人はいなかった。とにかくおなかが空いた。あまりに空きすぎて、何を食べたらいいか考えることもできなくなっていた。つけ麺を食べる予定だったが、歩く気力もなかった。
 そして入った店は、ファミリーマート。最初に目に入ったボリュームのある弁当とアイスコーヒーを買った。そして、船を見ながら食べ始めた。こうしてぼんやり自分のペースで食事をするのも好きだ。7月に乗った「橘丸」の黄色い船体を見ながらゆっくり食べた。おなかに食料が入ってくると、頭も少し回り始めた。集合場所に行かなければ。ミーニーからメールで株主優待券が余っているか聞いてきたので、慌てて持って行った。

 待ち合わせ場所に行くと、HGファミリーと大さん、いが子といった面々が集まっていた。初対面の人を紹介していただき、挨拶を交わした。株券は10枚1セットまるまる渡した。まだ4枚残っているので、もう1度島旅にいける余裕は残しておいた。


 今回は聞きしに勝る大混雑で、切符を買いに行った連中がなかなか帰ってこなかった。せっかく前から2番目に並んでいたのに、後ろの人に先に行ってもらう羽目になった。私はすでに購入してあったので先に入り、宴会場所をキープしていたが、席なし券を持った人たちが集団でやってきたので、彼らに席を譲り渡した。みんなはまだ来ない。
 他の人たちとは同じサルビア丸の前側のE船室だったが、睡眠不足と疲れのために、宴会に出る元気もなくそのまま記憶が遠くに飛んで行ってしまった。1時間ほどうとうとしていたら肩をたたかれて起こされた。起きると船員で、私は隣の席と間違えて寝てしまったようだ。「すいません」と本当の席の方に言いつつ、また気絶状態・・・・

9月12日
式根島到着

 船からの下船口は、1つではなくて2カ所だった。夏でもなかったことなので、非常に驚いた。私も10番以内に降りられたのに、これだけ混んでいると、しばらくバイクは手元に戻ってこなかった。一緒に来た仲間達は、もうそこに姿はなかった。一目散にキャンプ場を目指して動き出していた。
 夏のキャンプで知り合った人を見つけて話をした。彼らも自転車を待っていた。

 ようやくバイクを受け取った。荷物を載せ、颯爽とスタート。途中、重たい荷物を背負って歩いている人たちを、申しわけないがごぼう抜きした。目指すは大浦キャンプ場だ。トップに近い状態でキャンプ場インした。

 

 私は「いつもの場所」が獲れた。キャンプサイトでは、一番下に当たる。ダウンタウンだ。夏休みは集中豪雨でぬかるんでしまった場所は、今回はパスした。仲間達も、それぞれ思い思いの場所がとれたようだ。
 早速テントを張った。今回はGパンできてしまったため、汗びっしょりになった。途中、水着に着替え、上半身は裸になった。
 日陰&雨よけを考えて、ブルーシートを貼った。これで、いざというときはどうにかなる。
 上の写真は、テントを張った真ん前からの景色だ。若干植物が生い茂り視界を邪魔していたが、海の「気」を位置ばっぶけられる場所だ。その右隣は、大さん夫婦。
 ガラ子夫婦といが子は、先日私が張った張り出し。ベジータ達は高台、テントが大きすぎて高台に張れなかったHGファミリーは、張り出しから階段を下りた木々の中だ。
 一段落すると急激に腹が空いて、昨日買った朝食用のあんパンをかじった。

 あまりの暑さに我慢できず、すぐ目の前の大浦の海に入った。すでにHGファミリーの姿があった。ミーニー達も、準備が終わり次第これから入るという。
 沖合は波が出ていた。水温はかなり高かった。海もかなり透明度を増しているように思えた。夏ライフセーバー達によってかなり手前にロープを張られたため、行けなかった大きな岩まで一気に泳いでいった。うねりが少し入っていて、いつもよりは進まなかった。

 コバルトスズメダイが、迎えてくれた。大きさ別のグループが密集していて、見ているだけで癒された感じだ。なんと1時間半近くまで泳ぎっぱなしだった。急に寒くなり、慌てて海からあがった

足付き温泉周辺で過ごす

 具体的にどこかと言われれば困るが、秋の気配を感じた海であった。それでも水温は26度だという。

 岩に頭をつけて寝そべった状態で入っていたら眠ってしまったようだ。空が夕方に近づいてきたところで、雅の湯の方へ行く。遠くから混雑している様子が見えた。
 雅の湯に行くと、みんながいた。HGファミリーの子供達も、温泉の中で遊んでいた。私もその中に入っておしゃべりを楽しんだ。「式根島の温泉」を十分堪能した。
 私が不覚にも眠ってしまっている間に、ミーニーやHGYも、海の中を泳いだらしい。起きていれば、一緒について行ったのだが残念だと思った。

夕食の宴
夕暮れ時

 たくさんの人が集まっていた。民宿に泊まっている人も島民も、車や自転車を走らせ続々と集まってきた。珍しく、写真を撮る場所がないのではないかと思うくらいだった。短いようで長い、不思議な時間が流れていった。夕日が着水すると、一同に声が漏れた。沈んだ後も、ほとんどの人が動かなかった。動けなかったのかもしれない。

 海の幸のフルコースに、思わず写真を撮ることも忘れて貪り食っていた。名前を忘れたが、カタカナのメニューの魚介類がおいしかった。海藻サラダを初め、野菜類も豊富だった。言うまでもなく、アルコール類はどんどん消えていった。

 午後10時。一次会の締めの時だ。眠たくなる人が出てくる時間帯で、残った人だけで片付けるのも大変なので、みんなで一度片付けをする。このとき、大半の食器類は洗い、テーブルの上も片付けられる。
 この後、天体観測ツアーも行われたが。疲れがたまっていたバボは、バタンQ〜ということになった。

9月14日(日)
早朝の大浦海岸

 早朝の大浦海岸。今日も晴れている。湾内はべた凪だ。
 トイレを済ませ、海岸を見ると、もう子供達は元気に活動していた。Mイラも。子供達の面倒をよく見ている。
 キャンプ場の方に目を向けると、半分くらいの人が起き、活動を始めたようだ。時計を見る。午前7時。自宅にいる私にはまだ夜中だが、キャンプ場では遅い方かもしれない。

 昨日からの話し合いで、午前中は中の浦に行こうと言うことになっていた。午後は、キャンプ場で用事がある人もいたので、午前中の予定だけを話し合った。そこで、昼食は、またしても弁当を頼むことになった。わざわざキャンプ場に戻らなくても、中の浦で受け取ればいいからだ。
 みんなは思い思いのメニュウをいい、ミーニーがまとめた。私は朝お米を食べてしまったので、「赤いか焼きそば」を希望した。「人気No1」と書いてあり、前回食べたときおいしかったからだ。560円だった。
 私は大さんのウェットスーツのおもりをバイクで運ぶため、少し先に行った。今回の参加は、10名だった。

 中の浦の湾内を越えると、突然うねりを感じ始めた。そして上下に体が浮いたり沈んだり始めた。下の方を見ると、優に10mを超えるような深い海が、私たちを招きいれてくれた。さらに神引き湾に入ると、急激に魚影が濃くなった。我々は、そんな海の神秘に直面し、童心に戻ったように海の世界を堪能し始めた。

 泳ぐのをやめて浮いていると、突然気分が悪くなる。波酔いだ。しかも体が冷えてくる。そのため、絶えず体を動かしていなければならなかった。しかし、今まで以上に魚影が濃く、楽しい時間であった。
 1時間が経過した小3のK介の子とが心配だったので、切り上げて戻ることにした。

午後は足付きに行った

 駐車場でお弁当を受け取り、みんなに配った。
 おなかが空きすぎて、せっせと赤いか焼きそばを食べた。写真を撮る余裕もなかった。
 私は、K宇佐さんとテニスをするかもしれないので、一度キャンプ場に戻った。みんなはまだそこにいるようなので、ゴミだけ持って帰った。1時間くらいテニスをしてもよかったが、せっかく海に来ているので、今回はテニスを見送った。

 久々に地鉈温泉にいこうか、それとも今年最後の式根島の午後なので足付き温泉に行こうか悩んだ。とりあえず行き先が決定しないうちにバイクを走らせた。バイクや徒歩ではかなり遠い場所だが、地図上では2点は予想以上に近い。
 

 フナリットまで行くと、1人女性の方が入っていた。挨拶を交わし、ゴーグルとシュノーケルをもって中に少しの間浸かった。少し暖まったところで、海の中へ。波が高いと、岩に体がぶつけられ危険だが、今回は大丈夫そうだった。

 ソフトコーラルも見え、ご満悦の状態でシュノーケルを楽しんだ。今日は水中でも使えるデジカメを持って行ったので、何枚かパシャパシャ写真をとった。

 青いコバルトスズメの群れが見え、少し潜った。今回持参したカメラはソニーのDSC−TX5で、経験的に水深5mぐらいは大丈夫なので、潜った状態で待ち構え、何枚かシャッターを切った。保存するのが遅く、だいたい3枚くらいしか、1回の潜水では撮影できなかった。

サンセットタイム

 夕日の写真を撮っていたら、K宇佐さん、ベジータ、、いが子がやってきた。彼らも夕日を見に、釣りを中断してきたようだ。これだけすばらしいあかね色の世界を見せられると、カメラを向けないわけにはいかなかった。
 水平線に触れ、沈むまで見ていた。
 よく見たら、カヌーが2そうやってきた。大きな岩の外側にはボートがやってきて、蛇行を繰り返していた。みんな絵になる光景だった。夕日という題名の絵に、ふさわしいモチーフだった。

2日目の宴

今年最後の島キャンプの夜だ。豪華な食卓が並んだ。トビウオのたたき汁と魚介類のバーベキュである。

 途中ミイO夫婦からパスタの差し入れがあった。ごちそうさまでした。

 9時頃釣り部隊が戻ってきて合流した。簡単に片付けをしながら、飲み会の規模を縮小し、疲れた人は早く寝られるようにした。

 まだ飲んでいる人がいたが、ベジータと巡り会い橋まで星を見に行った。このあたりは灯りがないので、この季節は絶好の星観察日和である。
 他の人よりは少し知識があるので、星の話しを少しした。道路に横たわり、夏の大三角を見ながらボーッとしていた。1つだけだが、比較的大きな流れ星を見た。

 今回の島旅にも使った青ポシェだが、本体はだいぶ疲れてきたようだ。平坦な道路はまだ全然走りがいいが、急な坂になると往年の力はなくなっていた。もしかしたら、今年の島旅でおしまいかもしれない。そんなことを考えながら、暗がりに連れ出し、そっと写真を撮った。

帰宅の時

 みんなに見送られて、大浦キャンプ場を後にした。わずか2泊2日(3日目は撤収だけなので)の今年最後の島旅だったが、今年来た3回の中で一番楽しかったような気がする。
 またまた多くの方々と出会い、一緒に泳いだり宴の席を囲んだり、してたくさんの思い出ができた。今回一緒して下さった方々、本当にありがとうございました。また、これからもよろしくお願いします。

 野伏港に着岸したサルビア丸は、大変な混雑だった。今回も乗り口が2つできて、左側は指定席用、右側は2等席なし券用としっかり区分されていてよかった。しかし、並ぶ時は一緒だったので、もう一工夫が・・・
 
 竹芝について、少し待たされたが青ポシェと対面した。一緒に島旅ができ、ありがとう。

Goodbye 26’Shimatabi