EOSマウントのシグマ20mmF1.4Artをソニーα7Ⅱで撮影
EOSマウントのシグマ20mmF1.4Artをソニーα7Ⅱで撮影
シグマのマウントコンバーターMC-11によって、アートライン、スポーツ、コンテンポラリーのシグマ3ラインのキヤノンEOSマウントあるいはシグマSAマウントのレンズをソニーのEマウントボディに組み合わせることができます。しかも、JPEG撮影でもディストーションや倍率色収差の補正も行なわれ、α7のⅡシリーズではボディ内手ブレ補正も効きます。言い換えれば、EOSのボディで撮影するよりも、いい結果が出てしまうのです。さらにMC-11の作りの良さはさすがでF1.4のレンズを組み合わせてもケラレはまったくなく、内面は植毛処理が施されていて、真っ暗です。
MC-11
ソニーα7Ⅱ+MC-11 シグマ20mmF1.4 F1.4 1/6秒 ISO200
中でもアートシリーズの20mm
F1.4を組み合わせた時の撮影には、心躍るものがあります。超広角20ミリとしては世界で唯一のF1.4大口径から得られる描写は、とても新鮮です。
足柄山の金太郎の像を手持ちで撮影したもので、α7Ⅱのボディ内手ブレ補正によって、スローシャッターですが下の拡大画像を見てもわかるように、ブレていません。
20mmF1.4Art
24mmF1.4Art
35mmF1.4Art
50mmF1.4Art
_____________________________________________________馬場信幸
拡大画像
20ミリの超広角は、女性写真でも背景をタップリと入れられることから状況の説明がし易いのですが、その上で絞りを開けることでその背景をボカすことができ人物を浮き上がらせることができます。この2点の画像は、ババロア丹沢湖撮影会にて撮影したものです。
モデル/浅田菜津子(シャノワール)
日没前の自然光による撮影で、背景に対して人物がアンダーなために画像処理で明るくしています。まさに明るい超広角レンズだからこそ撮影できる絵で、状況説明をしながら人物が背景から浮き上がってきます。
上の撮影からしばらく時間が経ってからのフラッシュ撮影です。20ミリF1.4の魅力が感じられますが、さらにソニーα7Ⅱのライブビューによって確実な撮影結果が得られます。
モデル/松原さえ(シャノワール)
左右のレンガの壁と同じ平面にモデルに立ってもらいましたが、このフォーカス面に収まったところはとても気持ちのいいシャープさです。シグマの大口径超広角レンズは、女性写真の撮影でも新鮮な魅力に溢れています。(安城デンパークにて)
モデル/宮内ひかる(セントラル ジャパン)
APS−Cサイズによる撮影なので約30ミリ相当の画角になりますが、背景の点光源のボケも素直です。そして拡大画像からもわかるように、フォーカスを合わせたところのシャープさとネックレスの柔らかいボケから、とても心地の良い描写です。(名古屋・オアシス21にて)
拡大画像
この20ミリF1.4 は近接性能も高く、花の撮影でも背景をボカすことでメリハリの効いた花写真を撮影することができます。(安城デンパークにて)
ソニーα7Ⅱ+MC-11 シグマ20mmF1.4 F2