マウントアダプターを介した撮影で使用レンズが分かりやすく整理できる方法
マウントアダプターを介した撮影で使用レンズが分かりやすく整理できる方法
カメラ側で対応しているのがオリンパスのレンズ情報登録機能で、レンズ名、焦点距離、開放F値の情報を10本まで登録できます。この機能を特定のボタンにカスタム設定しておくと、レンズを装着した時に、そのボタンを押して該当レンズ名のところにチェックを入れると、ボディ内手ブレ補正への焦点距離の設定が行なわれ、撮影画像のExif情報にそのレンズ名が記録されるので、後で使用レンズも分かるなど、とても重宝します。
ミラーレス機で電子接点のないマウントアダプターを介したときなど、Exif情報が取れないレンズによる撮影では、その使用レンズが後からわかれば助かります。そこでその具体的な方法をいくつか紹介します。
100mmF5.6
_____________________________________________________馬場信幸
虫メガネレンズ
100mmF5.6
ルミックスGX8にボディ
キャップレンズを装着したところで、
普段から装着しているボディキャップでもある
ところが、今回の目的にうまく合致します。
画像ビューアでは使用レンズの外観写真の次のカットからがそのレンズで撮影した画像になります。この写真はマウントアダプターを組み合わせたミノルタ35mmF1.4Gの例です。
145mmF5.6
105mmF5
EOS用100mmF5.6
105mm、
145mm共用の外筒
ボール紙を鏡胴にした手作りレンズでいずれも球面収差によるとても心地良いボケが楽しめます。左手前がCAPA 6月号で紹介したケンコーのクローズアップレンズ No10を使った100mm F5.6です。フォーカシングは左奥の2本は直進ヘリコイド式ですが、これ以外は外筒の中で内筒をただ前後させるだけの原始的なものです。ですが筒をキチッと作れば意外なほどスムーズにフォーカシングができます。いつか、これら手作りレンズの作り方や素晴らしいボケ描写を紹介します。
マウントアダプターを介して使うレンズの外観を撮影してマット紙にプリントし、これをA5 判の冊子にしたものです。そのレンズで撮影する前に、この冊子の該当ページをそのレンズで撮影すれば、画像ビューアのサムネイルにそれが表示されるので使用したレンズが明確に分かります。
画像ビューアの表示例で、青色の虫メガネレンズの写真以降はこのレンズで撮影した画像で、次が105mmで撮影した画像ということになります。撮影の前に冊子を撮影するのは面倒のように思いましたが、このように画像ビューアのサムネイルで使用レンズが視覚的に分かるので、後々のことを考えると、これはなかなかいい方法です。
画像ビューア(画像ブラウザ)上で、使用レンズがその外観写真で表示されると視覚的にとても分かりやす把握できます。そこでマイクロフォーサーズ機であればオリンパスのボディキャップレンズがこの方法に役立ちます。このボディキャップレンズを常時ボディキャップとして装着しておき、マウントアダプター付きレンズで撮影するときは、まずそのレンズをボディキャップレンズで撮影します。このボディキャップレンズは焦点距離が 15 mmで、レバーの操作で閉 (ボディキャップ)→無限遠→スナップ→最近接と撮影距離が可変でき、レンズから約20cmほどまで近づけるのでレンズの外観も明確に撮影できます。