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シャープさに加え、極めて優れたボケ描写のオリンパス45mmF1.2Pro

 

オリンパスのF1.2Proシリーズは滲みのあるボケ描写が特徴ですが、この滲みがいわゆる「レンズの味」になります。レンズのボケ描写を良くするには収差方式とAPD方式があります。収差方式とはシャープな結像にするために一般的に行なわれるフルコレクションという球面収差補正とは逆に、開放部分の球面収差補正曲線がレンズ側に傾くようにしたものです。これによって、フルコレクションでは後方微〜小ボケが二線ボケになってしまうのとは逆に、滲むように柔らかくぼけ、そこからつながるように後ボケも柔らかくなります。この収差方式では前ボケが二線ボケになりますが、前ボケよりも重要視されるのが後ボケです。

レンズの味を作り出す球面収差補正

ボケ描写に大きく関わるのが球面収差補正で、開放付近の球面収差補正曲線をレンズ側に傾けることで後方微〜小ボケが滲むようになり、これがレンズの味を作り出します。

画面左上隅      画面周辺     画面中間     画面中心