2月8〜9日(土、日) 愛知DX モデル/熊原 楓(シャノワール) 

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 愛知県形原温泉にある蒲郡ホテル別館における一泊のDX撮影会。北は北海道から西は神戸からお馴染みの常連さんですからスタートから和気あいあいの雰囲気です。モデルは馬場ロアDXにいきなり初登場の熊原楓さん。事前に一度撮影したとき、その積極的な姿勢にお願いすることになりました。

 最初の撮影はホテルロビーの白いカーテンを背景に楓さんの私服で。陽が差していて明るく、そのカーテンの調子を出すにはLED照明は十分ではありませんが、そこはデジタルの強みを生かし、後の画像処理で顔を明るくします。2着目の私服に着替え、喫茶コーナーやその柱などで12時まで撮影。昼食はホテルに用意していただいた弁当で軽く済ませ喫茶コーナーのコーヒーで一服。

 午後は広い食堂の椅子とテーブルを少し移動して撮影スペースを作り白いニットの衣装で白いカーテンを背景に。白に白ですからハイキーな写真になります。紫の衣装ではウイッグを被りドアのところで、そしてランプを置いたテーブルで。ここでは私たちだけですから皆さん機材をそこここに置いたまま気兼ねなくレンズ交換をしては思い思いの位置から撮影しています。

 次の衣装は、当初のこのホテルから格安に譲ってもらった豪華なウエディングドレス。定番の階段で、そしてロビーの白いカーテンで。ドレープのきれいなカーテンにはもう陽は当たっていないので落ち着いた背景になります。最後は馬場ロアDXでは欠かせない花魁風。楓さんの妖艶な表情やポーズが見事です。今回、私はソフトフォーカスレンズや手作りの虫メガネレンズでいろいろと撮影してみました。下の花魁風の写真は虫メガネの凸レンズ1枚による撮影で、収差のオンパレードですが十分に楽しめます。こうして午後6時、ホテルの隣りにある地元で評判の和食の店「うしお」のお座敷で夕食。そしてDX撮影会恒例の懇親会を客室で。

 二日目は昨日と同じ食堂の撮影スペースで、楓さん自前の淡いピンクの衣装と黒い衣装の2パターンで撮影。衣装と背景が変わるだけですが楓さんの首の角度が少し変わるだけで外光の当たり方が変わり、写真としての雰囲気も変わります。このように微妙な光の変化までゆっくりと撮影できるのもDX撮影会のいいところです。昨日と同じような昼食を取り、午後も同じ場所で撮影。

 馬場ロアで好評の銀色のウイッグを被ったところ、とてもポップな顔立ちになった楓さん。ちょっとセクシーな衣装がピッタリで、みなさんの撮影ピッチも上がります。ならばサプライズをと、黒い衣装の透けたところをハサミで切ってしまい、ミニにしちゃいました。

 外では冷たい風が吹いていますが 昼食時に暖房のスイッチを入れておいたチャペルも暖まったので次はここでウエディングドレス。ブロンドのウイッグをつけた楓さんは、もうフランス人形のようです。チャペルの中では椅子があるので撮影ポジションの自由度はあまり高くはありませんが、背景に気を付けることで構図も結構まとまります。ステンドグラス風の窓辺でも撮影し、最後に食堂の撮影スペースに戻り、赤い背景の前でしゃがんで。

 楓さんの大人っぽい表情から少女アニメのような可愛らしい雰囲気まで、その幅の広さはこのレポートを見ていただければわかります。一年でもっとも寒い時期の撮影会ですがホテルの全面的な協力で今回も土曜日の午前10時から日曜日の午後4時まで、館内で自由に撮影をさせてもらうことができました。なお馬場ロア愛知DX撮影会は、今回が最終回となります。