6月19日(日) 函館 モデル/かりな 

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 カメラのニセコと共同で開催する撮影会も6回目となりました。今回の撮影会の会場は伝統的建造物の旧相馬邸。今まで撮影会を開催した明治43年建造の旧函館区公会堂の建設費のほとんどを寄付するなど、函館の発展に貢献した相馬哲平の私邸です。作られたのは明治 41年で、その歴史的な建物や貴重な資料を見学することができますが、本来なら撮影禁止のその館内でモデル撮影会ができるとは…。それは、旧相馬邸のオーナーとカメラのニセコの店長の仲から実現しました。となると衣装もそれなりに、ということでまずは和室で浴衣。旧相馬邸の女性のスタッフの方に、浴衣をきれいに着せていただき、大いに助かりました。

 その浴衣姿のかりなさん。外から差し込む光が、いい陰影を作ってくれます。庭に出て和傘をさしたところも撮影しましたが改めて、撮り易いかりなさんを実感しました。旧相馬邸は和洋折衷の作りで、往時がしのばれる洋間ではクラシックなドレスで撮影です。そして12時に館内のカフェでボリューム満点の弁当とお吸い物、そしてコーヒーという豪華な昼食です。

 昨年は一日中雨になってしまったことから午後は函館市熱帯植物園に移動して撮影しましたが、今回は薄日が射す、ほどよい天気です。まずはカメラのニセコの店長の提案でちょうどバラがきれいな、すぐ近くの旧イギリス領事館の庭で撮影。次に元町公園に移動し薄緑色の函館写真歴史館を背景に撮影していると、観光ツアーのみなさんが時おり訪れてきます。

 そして藤棚のそばの赤いバラも満開できれいなので、着替えた後もここでじっくりと撮影することにしました。少し気温が下がってきましたが、かりなさんの微笑みは、ずっと変わりません。

 今回の撮影会にはレンズメーカーのタムロンがレンズの貸し出しをしてくれました。中でも人気なのが新製品の85ミリF1.8。ボケ描写もよく、さらに倍率色収差の完璧な補正によって、ボケに色が付かないことから、ポートレートにも最適なレンズです。撮影会が終わると何人かが買いたいと、カメラのニセコの店舗に直行。タムロンさん、ありがとうございました。