昨年は二日目が一日中雨で女神湖の湖畔における撮影ができなかったことから、再挑戦ともいうべき女神湖DX撮影会です。そして今年も猛暑ということで避暑を兼ねての撮影会の筈でした。ところが、お盆を過ぎた頃から急に涼しくなってしまいさらに週間天気予報も徐々に悪い方にずれてくるなど天気は期待薄に。こうして撮影会の当日、標高1500メートルは涼しさを通り越して、いささか寒さを感じるほどです。ペンション・アニーヒルズの庭で撮影していると白い霧が流れてきたりもしましたが、それでも時々雲の合間からは青空が見えたりもし、日が射すと、少し暖かさを感じます。途中で衣装を替えて2時間ほど撮影し、12時半過ぎに昼食。ペンションにお願いして作っていただいた昼食はとても美味しく、もちろん何人かがビール！　撮影会でビールを飲みながらの昼食は、本当に幸せを感じます。

　午後も庭で撮影。気温はあまり上がりませんが、かりなさんはそれを顔に出すことなく頑張ってくれました。ペンションアニーヒルズの石造りの柱や壁が、女性写真にはいいシチュエーションです。午後の２着目の衣装は、まさにピッタリ。その衣装による撮影が終わろうとした時、ついにポツポツと降ってきました。そこで食堂のテーブルと椅子を寄せて撮影のスペースを作り、室内撮影です。ペンションのアンティークな調度品も、女性写真の雰囲気に合って、撮影には助かります。そしてここアニーヒルズでは、黄昏時のイルミネーションを背景に撮影するのが一つの目的でしたが、どうも雨は上がりそうにありません。昨年は雨が止んで撮影できたのですが、仕方ありません。６時半くらいまで室内で撮影し７時から夕食です。前菜から始まったその一部がこの写真です。

どれもみな美味しいのですが、主菜の「鴨のコンフィ」は絶品でした。

これはペンションの食事と言うよりもうオーベルジュです。

　二日目は9時45分頃からペンションの館内で撮影。横には飲み放題の暖かいコーヒーを用意していただきました。表情豊かなかりなさんは横顔もとても魅力的で、アップで撮影すると、これもいい絵になります。室内なので暖かいのですが、外ではついに雨が降り始めました。2着の衣装で撮影し、11時半に記念写真を撮影。いろいろとお世話になったペンションを出発し、近くの長門牧場にて昼食をとりました。

　昨年は雨の中、女神湖の駐車場近くの狭い東屋で撮影しましたが、今回は蓼科野外音楽堂近くの休憩所のような建物の中で撮影させてもらいました。周囲を見渡しても人影はなく、私たちだけです。ここでは３着の衣装で撮影。かりなさんには使い捨てカイロを貼ってもらい、頑張ってもらいました。

　限られたシチュエーションのために絵としての変化が少なかったのが残念ですが、ゆったりのんびりと撮影することができました。また今回は参加者が少なかったことから、かなり自由に撮影ができます。その分私としては赤字になってしまうのでそれを埋めるべく、CAPAのボケ企画に掲載する写真を撮らせてもらいました。

　その中のひとつが、左の赤い服の写真、そして下の写真の最下段の３点とその左上のゴールドの衣装の写真で、いずれも虫メガネ１枚で撮影したものです。独特の滲みに、写真としての味があります。