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2月8、9日(土、日) 愛知新春DX モデル/安藤麻貴(ネットアージュ) 

 

 寒い時期ゆえに二日間とも暖かいホテルの館内で撮影する新春DX撮影会。今回も愛知県蒲郡市形原温泉のホテル・ボンセジュールです。私は前日少し早めにホテルに行って作業。それは結婚式の控え室として使われていた1階の部屋をホテルの好意で撮影会用のスタジオにさせてもらうことができ、そこに置かれている点灯しなくなっていた3台の電気スタンドの修理です。これが絵になることから、新たなシチュエーションが生まれました。

 モデルは昨年秋の横浜こどもの国撮影会で大好評だった、安藤麻貴さん。東京の仕事が終わってから新幹線で来てもらいましたが、明くる日が大雪の予報だったので、まずは安心です。そして朝、蒲郡は雨ですが首都圏はやはり大雪。新幹線が25分遅れとのことで、高速道路も心配でしたが、何と開始の10時には参加者全員が集合しました。今回は大阪からの参加者も3名と、賑やかです。

 最初の撮影は、そのスタジオで。まずは手慣らしということで麻貴さんの私服で撮影している間、私は参加者のレンズキャップがつまみやすいようにゴムの指掛かりを取り付ける作業。ピンクのババロア衣装ではキュートな麻貴さんの魅力から撮影も盛り上がり、アッという間に12時。ホテルのレストランに予約をしていた昼食を少し遅らせてもらったほどです。そして午後もその衣装で場所は3階の広い客室で撮影。3着目は黒いニットで、ここでも麻貴さんはとてもフォトジェニックです。

 3時からホテルのロビーで、このホテルから安く譲っていただいた豪華なウエディングドレス。階段で撮影している様子が左の写真ですが、画面左のテーブルにはいつでも自由に飲める熱いコーヒーが用意されています。ロビーの反対側に移り、大きなカーテンを背景にソファにたたずんだところは麻貴さんの表情も相まって、いろいろな写真が撮影できました。初日最後の撮影はスタジオにて浴衣を花魁風に着て。電気スタンドが、そこからの暖かい光と共にいい添景になります。そして髪をうまくセットした妖艶な麻貴さんを撮影している至福のひとときは、まさに夢のようです。

 二日目は9時半からスタジオで撮影。暖房が効いているおかげで真冬の2月とはいえ、ここは別世界のような暖かさです。やや暗めのグレーのカーテンが女性写真にとって色、明るさ共にとてもいい背景になります。そこにテーブルや椅子、電気スタンドなどのシチュエーションを利用しながら、2着の衣装で12時まで撮影。昼食は昨日と同じホテルのレストランでいただきました。

 午後は1時半から3階の広い客室で、カーテンをシチュエーションに赤いニットで小一時間撮影。1階と3階の間の照明などの機材の移動は参加者の皆さんに手伝ってもらえるので私は助かります。これもババロアのいいところです。こうして1階のロビーの白いカーテンの所に移動し、紫のトップスで撮影。

 そして今日最後の衣装がサーモンピンクのロングドレス。ここでホテルのロビーに飾ってあった大きな額入りの絵を小道具に使わせてもらいましたが、こんな楽しい写真が撮影できるのも、ホテルの協力のおかげです。最後のシチュエーションが大理石の柱の角。撮影のポジションによって、順光でも逆光でも撮れますが、光を感じる逆光もなかなかいい絵です。こうして4時まで撮影し、全員で記念写真を撮影して撮影会を終了。

 今回は一般のお客さんも多かったのですが、その邪魔になることもなく、暖かいホテルの中で土曜日の午前10時から日曜日の午後4時まで、館内で自由に撮影をさせてもらいました。そして新たにスタジオができたことから今回はダンスホールを使わせてもらうことなく十分撮影を楽しむことができました。これらホテルの協力をいただきながら、宿泊費は2回の昼食を付けてもらい一泊4食で一人1万2000円。ババロアにとっては有り難いホテルです。そこに麻貴さんの魅力ですから、この上ないすばらしい写真が撮れました。麻貴さん、ご苦労様でした。

_____________________________________________________馬場信幸