当初、愛知のDX撮影会を予定していたホテルの、その広い和洋室がすでに予約でいっぱいになっていました。そこで以前、ロケで一度宿泊したことのある蒲郡市形原温泉のホテルボンセジュールに問い合わせたところ、モデル撮影会に全面的な協力がいただけることになりました。大規模なホテルではありませんが、館内で自由に撮影させていただけるとのことで、これは大助かりです。

 土曜日の10時、全員がホテルのロビーに集合。まずはチャペルの前の中庭で撮影開始。モデルの麻衣さんは昨年秋の安城デンパークでババロアデビュー、そして初めてのDX撮影会です。天気も晴れて、絶好の撮影日和。中庭の中で場所やポーズを変えて撮影しているうちに、早くもお昼。昼食はホテルのダンスホールでいただきましたが、もちろん何人かがビール!

 午後はホテルのそばの「あじさいの里」の池の畔で撮影。積み上げられた石垣ではちょっとワイルドな感じで、池を背景にするとガラリと変わって爽やかな感じに。ここ、あじさいの里は、女性写真の撮影にもいいシチュエーションがたくさんありそうです。そしてホテルに戻り、チャペルの中で、麻衣さんはウエディングドレス。陽を受けたステンドグラスは輝度が高いので、蛍光灯照明をやや近づけることで何とか明るさのバランスはとれました。

 今日最後の撮影は、ホテル最上階のスィートルームにて。フロアスタンドを利用したり、ソファに座ったり。紺色のベルベットの衣装が、このシチュエーションに合います。

 そして6時から夕食。何と!一人ずつ写真のような舟盛り、さらに天ぷら。一泊2食に土曜、日曜の昼食も含めた計4食で一人1万2000円でお願いしていたのですが、この豪華な食事に全員がビックリ。お酒も進みます。

 日曜日は9時からホテルのロビーの階段で撮影開始。ホテルの結婚式用の豪華な衣装を使わせていただけるとのこと。衣装室には、ウエディングドレスやきれいなドレスがいっぱい。麻衣さんもどれにしようか迷ってしまいましたが、写真の青いドレスに。フランス人形のような豪華さです。

 このホテルには広いダンスホールが二部屋あり、ロビーにはいろいろなダンス衣装も売られています。次はそのコーナーで、麻衣さん自前の黒い衣装で撮影。袖が透けるように背景は明るいカーテンで。そして浴衣に着替えて「あじさいの里」に行こうとしたら、ほんの少しですがポツリと。そこでホテルの玄関前の蔦を背景にしましたが、その緑と和傘の紫が合います。その浴衣姿の麻衣さんも、とても可愛いです。12時過ぎまで撮影し、昼食。

 午後は広いダンスホールで撮影。その深紅のカーテンが、いいシチュエーションになります。黒いババロア衣装は、午前の豪華なカラードレスとはまた趣が異なり、キュートです。そして室内撮影用に持参した背景の布を吊るそうと機材の中を探しても、クリップが見つかりません。別の撮影会のとき、取り出したまま戻すのを忘れていました。大失態です。すると参加者の一人が、各自の名札の安全ピンで吊るせないか、と提案。さっそく参加者から名札の安全ピンを集め、無事、背景を吊るすことができました。

 今回は、他のお客さんを調整していただき、私たちだけでホテル内で自由に撮影ができ、さらに豪華な衣装を無料で使わせていただいたり、安価ながらも充実した食事など、ババロアDXとして、最高のホテルでした。