2012年最初のSTD撮影会ということもあってか、撮影会の案内を出したところ、一日で参加申し込みが定員に、そしてキャンセル待ちが4名も。ありがたいことです。

 万博公園は桜祭りの最終日とはいえ、まだまだ桜がきれいでバザールもあり、桜の咲いているところは大変な人出です。そこで撮影は、一般のお客さんがほとんどいない日本庭園の東のほうでスタート。かりなさんの衣装が淡い紫色なので、まずは黄色いレンギョウの花の前で撮影開始。左上の写真がそのときの様子ですが、このゆったりまったりが、ババロアです。そして今回は女性の参加者が2名。これもうれしいことです。場所を少し変えて椿の前で。落ちていた椿の花を耳元に。余談ですが「椿は花が首から落ちる…」というのは迷信で、むしろ「長寿、縁結びなど、めでたい花」だそうです。

 小一時間ほど経ったところで衣装を黒のニットに着替え、はす池に架かる橋のところで。ここでは抜けた背景によって、これを大きくボカすことができます。それにしてもあの賑わいの割に、一般のお客さんは、ここまでは来ません。場所を広い階段に移し、ここで12時半過ぎまで撮影。昼食は民俗学博物館のレストランです。混雑を予想して行ったのですが、意外にも空いていて、順調に済ませることができました。

 午後は自然文化園の「春の泉」のあたりでと思っていたのですが、ここはさすがに人が多いので、さらに奥の人もまばらな周回道路で撮影。木々の間からの木漏れ日を受けたところはやや暗めの背景に対してかりなさんの髪の毛が見事に輝きます。そのうちに春の泉も人がいなくなりそちらに移動。

 ここの石垣は女性写真にはなかなかいいシチュエーションで、その先の池はさらにいいのですが、時々一般のお客さんが通ることからやはり撮影は無理です。それでも途中から太陽が現れ、それを背に受けることで、きれいなポートレートを撮ることができました。そして今回は、かりなさんの新しい表情もあり、これがまた魅力的。モデルは、まさにかりなさんの天職です。寒くもなく、心地よい天気にも恵まれた撮影会でした。