美しいこよりの作り方

2012年7月10日

先日ある部会のメンバーで「おきゃく」をしました。「おきゃく」とは宴会のことです。3年ほど前は自分たちで皿鉢料理を作り、それぞれの友人を招いて行いました。今回はメンバーのお母さんが皿鉢料理から始まり、全部で20品以上を作ってくれて、おじさん達は美味しい料理を食べて飲むだけというとても贅沢な「おきゃく」でした。

5月頃から日を決めていたのですが、たまたま7月7日だったので七夕飾りもしようということになったのです。おじさんは字が下手で書くのは大嫌いですが、久しぶりに短冊に願い事を書きました。

笹は会場を提供してくれた友人が、短冊や飾りなどは他の友人が用意してくれたので、必要があればこよりを作ろうかと思いました。

しかしこよりはもうずいぶん作ったことがなかったのです。それに子どもの頃の記憶では、父のこよりはピンとしていたのに、私のは太さも揃わずダラッとしていました。もし、こよりも自分で作るので教えてと言われたら自分の作り方に自信がありません。

それでインターネットでいくつかのページを検索したのですが、掲載されている写真を見るとどのページのこよりも美しくない(多分ピンとしていない)のです。ピンとしたこよりを作るコツのようなことを書いているページは探せませんでした。

中には「指に水糊を着けてクルクル巻いていきます」と書いてあるページもありました。そのページでは説明の最初に「祖母が作っていたのを見よう見まねで作ったので、正しいかどうかは分かりません」と書いていました。のりを付ける必要があるのかは疑問ですが、正しくないかもしれないということをきちんと書いていることには好感が持てました。

結局当日はおじさんがこよりを作りましたが、見た目はごまかしたものの、ピンとした納得いくこよりにはなりませんでした。

こよりのことが気になったので、今朝また検索しました。この前は「こより 作り方」を基本に検索したので、今回は「和綴じ こより」で検索しましたが、やはり欲しい情報を探すことはできません。

検索は諦めてもう一度挑戦してみました。多分左手の使い方がポイントではないかと思っていたので、持ち方を変えると結構うまくいきました。まだ気に入らないところがありますが、結構ピンとしています。

多少作り方の悪いこよりでも端を持って垂直に立てるのは何とかなるのですが、水平にすると垂れ下がります。ピンとしたこよりは垂直にしても水平にしてもほぼ一直線のままです(下の写真は真上からではなく、真横から撮ったのです)



この前はティッシュでしたが、今回は半紙で作りました。半紙の方がしっかりはしていますが、より方が悪いとダラッとしたこよりになるのは同じです。1カ所でもより方が悪いとそこで折り曲がります。

こより一つを取っても奥が深いものだと改めて感じました。もう少し研究して自信が持てたら、作り方を書こうと思います。

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