オーダーバイキングのワナ

2006年8月31日

今日で夏休みも終わり、明日からは2学期です。おじさんの学校では、昨日2学期の始めの飲み会をしました。それで思い出したのは1学期の納めの飲み会のことです。

最初はビアガーデンでやろうということでしたが、諸事情でその案はボツ。それで中華のオーダーバイキングといことになったのです。デパートの5階にある「桃花林」という店で、おじさんも結構気に入っている店です。オーダーバイキングのことは店に案内があったので、前から良さそうだなと思っていました。ビアガーデンのバイキングと違って好きなものを注文して、できたてを食べられるのが魅力だと思ったからです。

幹事からは「3,500円で90分間、食べ放題・飲み放題で、最初は待たなくてもいいように前菜が何品か出てくるので、あとは好きなものを好きなだけ注文してください。」ということでした。その店を紹介した同僚が、前の職場で何度か行って、メニューの上から順番にかなりの品数を注文して食べていたと言うのを聞いて、他の同僚も楽しみにしていました。

その日は6人ずつテーブルにつきました。最初は蒸し鶏のごまソース(だったと思います)と漬け物が運ばれてきました。漬け物は小さく切った大根と人参が一人6本ずつ盛られていました。これは非常に上品な量です。でも蒸し鶏はかなりの量がありました。

続いて、春巻きと手羽先の唐揚げが12本ずつ入った皿と、餃子が12個の皿が来ました。この餃子が大きいのです。普通の2倍はあったと思います。はっきりとは覚えていないのですが、その次は海老のチリソース、そしてあと1品か2品が次々と運ばれてきたのです。

どれも相当な量で見ただけで満腹になるくらいでした。おまけに中華料理店でなくても居酒屋のメニューにもあるものがほとんど。「これを食べないと注文はできないのですか。」と店の人に尋ねたのですが、当然のように「はい」と言われてしまいました。それからは料理を楽しむというより、義務で自分の割当を食べるという感じでした。

それでも何とか食べて、シューマイと蒸し餃子を注文すると「何個ですか」と聞かれました。当然食べたい人の分だけ注文しましたので、こぢんまりと出てきました。最初に出てきた料理がこれくらいの量だったらとつくづく思いました。隣のテーブルは料理の追加は諦めてデザートを注文していましたが、杏仁豆腐などは一人前がほんの少しの量だったそうです。

メニューを見ると26品の中から好きな料理が食べ放題ということと、最初に前菜と5品を出しますというようなことが書いてありました。それだけでもオーダーバイキングの魅力が半減なのですが、その時のように食べきれないほどの量を出されると全くオーダーバイキングの意味がなくなってしまいます。

「昨日は食べすぎて苦しかった。」が翌日のみんなの挨拶でした。

← 前    目次    TOP    次 →