新築で入居したアパートの風呂のふたが２年も経たないうちに切れてしまいました。海苔巻きのように巻けるタイプのよくあるフタです。
１箇所切れて２つに、そして３つに、とうとう５つになりました。早くから探していたのですが、どれも幅が広すぎるのです。欲しいのは６０〜６５cmなのですが、どれも７０cm以上なのです。大は小を兼ねるといいますが、広すぎると蛇口につかえてきっちりとフタができないのです。
仕方がないので、アパートを管理している○○ハウスに聞いてみるとそこで扱っているということです。風呂に合わせて作っているので、そのサイズはホームセンターにはないだろうとことでした。でも、何と８,０００円ぐらいするというのです。ホームセンターでは２〜３,０００円くらいで売っているのに。
桧の板を風呂で洗ったときにいい香りがしたことをその時に思い出しました。そこで自分で作ることにしました。実行力がないくせに凝り性のおじさんのこと、寸法を測って形を決めて、作り始めるまでにしばらくかかったのですが、満足のいくものができあがりました。
厚さ１cmくらいの所々に節もある板ですが、重くもなくちょうどいい具合です。ユニットバスには不似合いかもしれませんが、とてもいい香りがします。アパートの狭い風呂ですが、おかげで桧風呂に入っているような優雅な気分になります。おじさんが何か作っても「どこがいいの」というような顔で、評価してくれないおばさんも喜んでいます。
材料は前に製材所で買っていた板を使いました。ホームセンターで、削ってある板を買うと高いのですが、幅１０cm、長さ２ｍが２０枚で２,０００円くらいだったと思います。節の抜けている板が半分くらいあったので、そこからいいのを選んで３枚と半分使い、あとはステンレスの釘を少し買いました。
削ったり切ったりと少し手間はかかりますが、それも楽しみです。材料費は５００円くらいでしょう。皆さんも、桧風呂？の気分を味わってみませんか。