ファックスの迷惑な機能

2004年10月29日

8月30日は台風16号で、久しぶりに長時間の停電でした。懐中電灯もいくつか用意し、乾電池も十分ありましたので、停電そのものではそれほど困ることはありませんでした。

でも、停電が何時間か続いた頃に突然何かのアラーム音が鳴りだしたのです。停電しているので、普通の電化製品はそんなアラーム音は鳴らないと思うのですが、その犯人はファックスつきの電話機でした。

実は、昨年の引っ越しの時にも鳴り続けたのです。スイッチらしきモノもないし、マニュアルは段ボール箱の中だしで、止めることができずそのままほっておきました。その時は荷物の整理ができるまで他の場所で泊まったので何とかなったのですが、今度はうるさくて眠れません。

それで、懐中電灯で照らしながらマニュアルを調べましたが、すぐには見つかりません。色々調べていてやっと原因がわかりました。この電話機には本などの原稿を読み取るために取り外しのできるハンドスキャナがついています。そのスキャナにも何枚か記憶することができるのです。ところがスキャナのバッテリーがなくなると記憶しているデータが消えるので、アラームが鳴ったのです。

この機能は、スキャナを本体からはずしたままにしていることへの警告だと思います。それならスキャナを本体に戻すとスキャナにも電源が供給されアラーム音は止まる理屈です。でも、停電しているのでどうしようもないのです。結局、スキャナのバッテリーをはずして音を止めました。

この電話機を開発した皆さん。引越などのために長時間電源からはずすことや、長時間の停電でもアラーム音が鳴ると大迷惑です。すでに改良されているかもしれませんが、スキャナが本体にある時はアラーム音をならないようにして下さいね。

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