家を建てるなら

〜おじさんとおばさんの「オンリーワンの家」〜

目次に代えて

2009年7月31日

お待たせしました。やっと家造りのことを書き始めようと決心しました。書きたいことは色々とあるのですが、いざ書くとなると身構えてしまい、なかなかまとまりません。でも今回から書こうと決めて他の話題は考えてないので、書くしかありません。

何を書きたいかというと・・・、「家造りに対する思い」、とでも言ったらいいでしょうか。「家へのこだわり」といった方が伝わりやすいかもしれません。でも、この「こだわり」はあまり使いたくないのです。確かに「こだわりの○○」とか「○○にこだわる」というように、「こだわる」ことがいいような使い方は日常的に耳にしますし、広辞苑にも「B些細な点にまで気を配る。思い入れする。『材料にこだわったパン』」(広辞苑第五版)と載っています。

でも、コラムニストの天野祐吉が「嫌いな言葉の双璧は『生き様』と『こだわり』だ。」として、「『こだわる』とは、『心が何かにとらわれて自由に考えることができない』ことである。あるいは『気にしなくてもいいようなことを気にする』ことだ。」(朝日新聞 2007/10.16 CM天気図 生き様にこだわる?)と書いているのを読んで、「こだわる」という言葉が気になりだしたのです。

別に天野祐吉に心酔しているわけでも、彼の言うことが全て正しいと思っているわけでもありません。おじさんはどちらかというと天の邪鬼ですので、誰かに影響されてとか流行を追いかけて何かをするということはありません。たまたまこの「こだわる」への「こだわり」に共感したのです。だから大事な場面ではできるだけ使いたくないと思っています。

話を家造り戻します。多分一生で一度だけの、そして一番高額な買い物です。そして一番長く使う物です。決められた予算内でより住みやすい家を建てたいと思うのは誰も同じではないでしょうか。そこで本やインターネットで家を建てるために役に立つ情報を探したのですが、自分の欲しい情報はほとんど見つけることができませんでした。だから実際に家を建てることで得た知識や自分なりの工夫、失敗談などを書きたいのです。

まずはどこに頼むかからです。昔は大工に頼んでいたのでしょうが、今は工務店やハウスメーカーに頼むのが一般的でしょうか。次に土地選びです。これまでの何度かの引越の経験から生まれた理想の場所なども書ければと思います。そして何と言っても設計です。工夫というか遊びというか、ちょっと変な仕掛けも登場します。それから施工段階でのトラブルも少しはありました。その他に手続き上のことも書く予定です。

おじさんはどうも少し変わっているようなので、おじさんが必要だと思う情報が一般的に役立つかどうかは分かりません。その場合は変な奴がおかしなことを言っていると思って笑って下さい。家に関心のない人でも、そんなつもりで読んでもらえれば楽しめるかもしれません。

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