かえる投稿図書館


『はじめての冒険。』

 >>>くだもの   -- 05/11/03-11:25..No.[875]  
    マスター:「じゃ、頼んだぞ。コミラ!きのこを採ってきてくれ。」

コミラ:「はーい!行って来ます!」

コミラは今日、はじめての冒険に出かける。酒場を出ると一人の少女が立っていた。

カリン:「「コミラ、がんばってくださいね。応援してますから!」

コミラ:「カリン!来てくれたの?ありがとう!がんばるから!行って来ます!」

こうしてコミラは冒険に行った。


コミラがカリンと出会ったのはちょうど一週間前・・・・・。


コミラ:「あ〜あ、ヒマだな・・・・・。今のところ、アルターのお兄ちゃんと、、マーロのお兄ちゃんしかお友達じゃないし・・・・・。二人とも忙しそうだし。はあ〜。」

ケロちゃん:「ぼくも忙しいしケロ。そうケロ!この酒場をでてみるケロ!そしてみんなと友達になってくればいいケロ!」

コミラ:「な〜んだ、それを早く言ってよね?じゃあ、行って来ます!」

こうしてコミラは酒場を出て、最初に広場に出た。
広場には、キレイな毛並みの子猫や、小鳥、いろいろな人々がいた。コミラの目に最初にはいってきたのは、ほかに人たちとは違う服装をした少女だった。

コミラ:(キレイなお姉ちゃんだな・・・・。)

コミラがそう思いながらその少女をずっと見ていると、一人のおばさんが近づいてきた。

おばさん:「あなた、もしかしてカリンちゃんを見てるの?」

コミラ:「へ?カリンちゃんて?あのキレイなお姉ちゃんのことですか?」

おばさん:「そうよ!あの子は精霊使いなの。私もあの頃はあのぐらいキレイだった・・・・・。」

コミラ:「よし!」

コミラは、おばさんの話を聞くと、カリンの元へ一直線に走っていった。

コミラ:「はあ、はあ。カリンちゃんてゆうの?」

カリン:「え!?は、はいそうですけど。この辺では、みかけないお方ですね・・・・。もしかして、おばあさまが言っていた、大変な運命をもたれたお方ですの?」

コミラ:「大変な運命?そうかもしれないね。私は、コミラ・テンクルってゆうんだよ!名前は・・・・?」

カリン:「あっ!すいません。私の名前は、カリン・カレリナ・ル・オルフォスです。カリンと呼んでください。私のおばあさまがやっていらっしゃる占いのテントの中に入っていただけますか?」

コミラ:「うん!いいよ!」

そう言い、コミラとカリンはテントの中に入っていった。
中には、大きな水晶をもったおばあさんがいた。

おばあさん:「おお、カリン。その子はお友達かい?」

カリン:「ええ。そこで知り合った・・・・、」

コミラ:「お友達のコミラ・テンクルです!」

カリン:「ええ。お友達ですわ。」

おばあさん:「そうかい、そうかい。ところで、コミラちゃん?どこから来たのかね?」

コミラ:「え・・・!わからない。う〜ん・・・・。思い出せないのです・・・・。」

おばあさん:「!かわいそうに、記憶をなくされておるのか。そうか、この子が大変な運命を背負った子!ならば、4月の終わりに開かれる門に行くといい。そこの奥にある水晶が全てを映し出してくれるだろう。さあ、おまえさんのお友達のカリンと一緒に街を散歩しておいで。」

コミラ:「う〜ん・・・。とにかく、4月の終わりに門に行けばいいのね?わかった〜!」

カリン:「・・・・・・・。・・・・、では、コミラさん、行きましょうか。」

こうしてカリンとコミラはテントを出て、とりあえず街のベンチに座った。そしてコミラは、街の人を紹介してくれるようにカリンに頼み、コミラさんではなく、コミラと呼ぶようにということも話した。

カリン:「ここは、鍛冶屋です。ドワーフのロッドさんと、道具売りのおじさまですわ。」

ロッド:「おお!カリンちゃん!このおじさんは道具売ってるからな!えっと・・・・・。」

コミラ:「コミラ・テンクルです!」

ロッド:「そうか、コミラか!オレはロッドだ。道具屋よりいい武器売ってるからな!こっちに来いよ!」

カリンとコミラは鍛冶屋を出て、次に道具屋へ行った。

ビル:「私はここの店長です。わからないことがあったら、店員にお申し付けくださいませ。鍛冶屋さんのほうがいい武器を売っているのですが、道具はこちらにお任せください。」

次に、倉庫、スラムの酒場でリュッタという少女に出会った。

リュッタ:「コミラっていうんだ!おいら、リュッタ!冒険に行くときは誘っておくれよ!おいらといると楽しいからさ!」

コミラ:(かわい〜!!!!!)

盗賊のアジトでルーという少女に出会い、

ルー:「あたし盗賊だからね!最近タイクツだから、冒険に行くときは誘っておくれよ!と、言っても明日から仕事なんだけどね・・・・。」


教会で、シェリクというモンクで出会い、

シェリク:「冒険にお出かけになさるときはご一緒にさせてください。」

診療所に行き、いろいろな仲間に出会うことができた。

カリン:「疲れましたね・・・・。」

コミラ:「うん。だけど、楽しかった!冒険に行くときは一番にカリンを誘うね!」

カリン:「・・・。ありがとうございます。もう暗くなってきましたし、そろそろ帰りましょうか。」

コミラ:「うん!バイバイ!」

カリン:「さようなら。」

こうしてコミラは酒場へと帰っていった。そこには、髪の長い黄色いお兄さんが立っていた。

コミラ:「キレイな音ですね。」

「ありがとう。私はミーユ。あなたは・・・・・。」

コミラ:「コミラ:テンクルです!」

最後にミーユに会うことができた。

バタン・・・。

コミラ:「ケロちゃん、ただいま。今日ね、い〜っぱいお友達ができたよ!」


こうして、コミラはカリンと出会ったのです。しかし、この冒険でアルターとマーロに助けられ診療所に運ばれてしまったのでした。そのとき、青い光がコミラの上にでき、ラドゥが現れたのです。

ラドゥ:「コミラ、聞こえるか?まだまだ冒険始まったばかりじゃし、4月の終わりももうすぐじゃ。それまでに、強くなるんじゃよ。」

こう言い、ラドゥは消えていった。そのあとスグに、ケロちゃんとカリンが診療所に入ってきた。

ケロちゃん:「コミラ!平気ケロ?」

カリン:「なんなんでしょうね、このかえるさん。それより、コミラ!大丈夫ですか?」

コミラ:「ありがとう。」

こうしてコミラは退院し、酒場に戻ると、アルターとマーロがマスターになにかを話していた。

カラン、カラン。バタン。

マスター:「コミラ!ごめんな。あそこにモンスターがでるとは知らなかったんだ。」

アルター:「冒険に行くときはオレたちを誘えって言っただろ?」

マーロ:「これからは、気をつけろよ。」

そう言い、二人は酒場を出て行った。コミラも二階の部屋に戻った。

ケロちゃん:「おかえりケロ。強くなって、コミラが襲われたモンスターをいつかやっつけられるようになるケロよ!」

コミラ:「ありがとう。うん!私、強くなるためにがんばる!」


こうして、コミラは修行を重ね、ついに、4月の終わりの日になったのです・・・・・。




第2話です。

>>> くだもの   -- 05/11/03-11:31..No.[876]
 
    また、なんかパッパとはなしが終わってしまいましたね。みなさんのように、上手にはかけませんが、これからもよろしくお願いします。4月の終わりのお話は、第3話で。では。
 


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