W.2/500 

 

Royal Air Force Museum, London

 

EngineTube類がよく残されている。また他のRoyal Air Force Museumの展示物と同様に非常にきれいである。

Fig1

W.2/700より先に関発されたEngineであるが、全体的にすっきりしている。

Fig2

Fig3

Whittle博士のEngineには現代のEngineで見られるようなEGT Sensorは見られない。左右斜め下から出るDuctFig8の中央に示される網が入り口に装着されたTubeおよびFig11の左から伸びるTubeと連結している。

Fig4

グレーのケースはMagnesium Case、後のRolls RoyceWellandも同様なCasesを装備する。

Fig5

中央の大きな円筒形の部品はElectrical Motor Starterである。

Fig6

W.2/500については、書類も残っておらずあまり履歴が分かっていない。ただこのCombustorからこのEngine自体はかなりの遍歴を経てきたものと考えられる。

Fig7

中央の細いShaftが装着されている部分はCombustorの熱膨張を吸収するため、スライドする部分のガイド。このEngineでは1つのDuctに3本のShaftがある。

Fig8

Combustorの入口部分はシンプルにはなったがまだDuctにひねりが加わり生産性はよくないように思われる。

Fig9

Combustorの入り口部部の隙間を通り、後側Compressor ImpellerAirが導かれる。               

Fig10

Compressor Ductの拡大写真。左側の横に伸び画面1/3部分で切れているTubeFig4に示されるEngine後方から左右に伸びるTubeと連結している。目的は不明。

Fig11

中央やや上のLinkThrottle LeverからのCableがつながると思われる。その下にある黒い円筒形のものはTacho Generator。その下はFig6で説明したElectrical Motor Starter

Fig12

Fig13

W.1Rolls Royce社のWellandCombostorの後部のBowl部分がBolt止めされているので、整備性が良くなっている。このW.2/500Combustorは整備性はそれと比較するとあまりよくないように思われる。

Fig14

Royal Air Force MuseumLondon中心部から地下鉄Nothern Line30分ほどのColindale駅で下車、駅前からバスで5分、歩いても15分の所にある。Colindale駅に着けば間違えることはない。展示は非常に綺麗でいつ行っても感動する博物館である。Londonから30分なのでぜひ訪問してもらいたい。

Fig15

 

 

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