Early Study 2

ドイツ、ベルリンのFranz Stolze博士はJohn BarberのアイディアとDumballのアイディアを利用し、軸流Turbineにより駆動される軸流Compressorを研究開発した。Franz Stolze博士のEngineは、多段式軸流CompressorCombustion Chamber, 多段式軸流TurbineCompressor Discharge Airを熱するためにExhaust Gasを使用したRegeneratorにより構成されていた。Test Unit1900年から1904年の間に試験されたが、運転は成功することはなかった(Fig1)。しかし多段式軸流CompressorCombustion Chamber, 多段式軸流Turbine3つの機械要素を採用した本Engineの構造は現代のGas Turbine Engineとほぼ同じ構造であり、軸流Compressorを初めて採用したEngineとなった。

 

Fig 1

ノルウエ―の発明家であるJens William Ægidius Elling氏は1884年にGas Turbineに関する最初のPatentを得て、1903年に自立運転以上のPowerを引き出すRotary CompressorTurbineを用いた11PS(8kW)Gas Turbine Engineを完成させた(Fig2)。このGas Turbine EngineCompressor Unitが分離されたものであり、Turbine Inlet温度は摂氏400度程度であった。Jens William Ægidius Elling氏はより高温に耐えられる材料があれば、Gas Turbine Engineは航空機に最も適した動力と考えていたというJens William Ægidius Elling氏の研究は後のFrank Whittle博士の研究に大いに役立つことになる。

 

Fig 2

フランスの技術者 Maxime Guillaume氏が1921年に初めて航空機の推進機器としてのGas TurbinePatent FR534801(A)を得た。Fig3に示されるように、このPatentは軸流式を採用しているが、CombustorCompressor/Turbineの外側に装着する方法が当時の主流であったことを示している。その後段々とCombustorCompressorTurbineの間に挟まれる空間に移動していくことになる。

 

Fig 3

ハンガリーの技術者 Albert Fonó氏はブダペストの大学を卒業後、ドイツ、スイス、フランス、ベルギーにて研究を深めた後、当初は砲弾を遠距離に飛ばすためにRam Jetを活用しようと考え、航空用Engine開発を始めた。 現代のMissileみたいなものを作ろうと考えたのであろう。1932年にはドイツでRam JetPatent No. 554,906, 1932-11-02を得ている(Fig4)。このPatentは超音速航空機を前提にしたものであった。Fig5Albert Fonó氏の近景。

 

Fig3Fig4を組み合わせると現代の軸流式Gas Turbine Engineの形に近づいていくのではないだろうか。

 

Fig 4

 

          

   Fig 5

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参考Web

Deutsches Museum Gas Turbine

Gas Turbine Handbook

Jens William Ægidius Elling

Maxime Guillaume Original document: FR534801 (A) ― 1922-04-03 

Albert Fonó Wikipedia