WP-5 

 

上海航宇科普中心

 

 

 

 

 

このWP-5は屋根があるものの屋外展示であり埃がかぶり残念な展示である。

Fig1

正面からのWP-5。機関車のような正面。左の黄色い部品類はFuel Control関係の部品である。右側の太い円筒形のものはStarter Motorである。中央の四角いGearboxには3枚のGearが収まる。一番下の四角い部分はOil Tankになる。

Fig2

Combusorは太く立派なもの。推力を上げるためとにかく大きくするのが唯一の方法であったと想像できる。

Fig3

CompressorからCombustorへの屈折Diffuserは頑丈にできている。前面の空気取り入れ口はまずまずであるが、Diffuserの隙間の後面空気取り入れ口はやはり窮屈である。

Fig4

Fig5

Fig6

正面Gearboxの後ろ側から見て右側にFuel Control Componentがある。Fuel Tubeも空気取り入れ口をまたぐ。これはWP-5独自の構造ではなくNeneも同様の構造。写真中央の丸い2つのComponentFuel Pump

Fig7

Fuel Control、写真中央のLinkThrottle LeverからのCableが連結される。左下の開口部が機体からのFuelFuel Controlへの入り口。円筒状のものがFuel Filterと想像されるがOriginal Neneよりかなり小さい。

Fig8

右側の黄色いTubeと同じ部分に挿入されるのがIgnition PlugFig10にも同じIgnitionが示されるが、WP-52本のIgnition9時位置と3時位置に備え着火性をよくするためFuelを近傍に噴霧する構造となっていた。

Fig9

中央に見える黄色いTubeFuel NozzleへのFuel Tube。このTubeは全てのCombustorに備わる。

Fig10

Combustor直後のリング状の部分にTurbineが収まっている。

Fig11

 

 

単純なExhaust

Fig12

 

上海航宇科普中心は小さな博物館ですがなかなか珍しい機体とHS-8,WP-5, WP-7Aが展示され上海市内の交通至便な場所にある博物館です。

 

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参考Web

Flightglobal Archinve 1946 Rolls Royce Nene I

中国航空发动