BK-1(VK-1)Soviet Version of RR Nene |
北京航空航天博物館、BK-1(ロシア語表記)(VK-1、英語表記)は旧ソ連がRolls Royce NeneにCombustorとTurbineに独自の改造を施したJet Engineである。純粋なRolls Royce NeneのコピーであるРД-45とは型式上は異なるEngineと推測する。BK-1をベースに中国ではWP-5を製造したが、この展示は展示板にも“BK-1”と記されているのでこれは旧ソ連製のBK-1と推測する。構造はDouble Sided Compressor、Straight Flow Combustor, Single Turbineである。Neneのコピーなので当然CompressorとTurbineの中間にShaftを支えるBearingがありこのBearingを冷却する小さなCompressorが備わる。この展示Engineは教材に使われていたようで各部に中国語の注記が記されている。 |
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Fig1 |
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Fig 2 |
Compressor部分詳細写真 写真1:左側の緑色のTubeはCompressor Airを抽気し機体の着氷可能性部分のAnti-Iceに使用するためのものである。 写真2:左にDouble Sided Compressor,中央の金網部分にBearing Compartment専用のCompressorが見える。 写真3:この展示はNene系のBearing Coolingを理解するにはちょうど良いものである。Bearing
Compartment専用のCompressor, Oil TubeはDerwentと同様なSystemである。 写真4 : 黄色の星形の部品はSheet Metalで、Combustorの一番高温部分である前方部分からBearing
Compartmentを守るHeat Shieldの役目を担うと思われる。 |
Fig 3 |
Combustor
, Turbine部分詳細写真 写真1 ; CombustorはDerwentと比べDilution Holeが大きくなっているようである。 写真2 : |
Fig4 |
参考Web |
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