平成29年度 総会・講演会・懇親会開く

 

 平成29年度厚木稲門会の総会・講演会・懇親会が1021()にレンブラントホテル厚木で開催された。総会には45名が出席し、午後3時に大貫玉美幹事の司会で始まった。恒例により吉成会長が議長に選出され、次の項目が報告・承認・審議された。

1 報告事項(伊保幹事長)

 ・平成28年度活動の概況報告

2 承認事項

 ・平成28年度収支決算報告

  (東方会計幹事)

 ・会計監査報告

  (高坂会計監査)

3 審議事項(伊保幹事長)

 ・平成29年度活動計画

 ・役員改選(幹事長交代他、

詳細は「役員名簿」参照)

 

 総会終了後講演会が行われ、会員・来賓及び一般参加者4名を加え、計72名が出席した。

 講師は早稲田大学大学院日本語教育研究科教授の舘岡洋子氏で、『早稲田の日本語教育〜留学生と共に学ぶ〜』と題し、今や5千人を超える日本一の留学生を受け入れている早稲田大学における日本語教育に関する興味深い内容をご講演いただいた。(詳細は別掲)

 会場を移し、引き続き懇親会が開催された。出席者は、早稲田大学、慶応厚木三田会、県下各稲会、講師及び会員同伴者を含め68名であった。

 吉成会長の挨拶の後、厚木高校出身の早稲田大学本間知佐子地域コーディネーター及び慶応厚木三田会高橋徹也会長の挨拶を頂き、横浜稲門会星田副会長の乾杯発声の後、歓談に入った。

初参加者4名の紹介の後、恒例の抽選会が行われ和気あいあいの雰囲気の中、最後に「都の西北」を高らかに斉唱し、鈴木副会長の挨拶で閉会となった。

                                 (S
52文 小林 孝雄)

  









 

 

講演会 『早稲田の日本語教育〜留学生と共に学ぶ〜』

講 師 早稲田大学教授 舘岡洋子氏

 

早稲田大学は今や留学生が日本一多い大学となりその数80カ国5,431人、2位の東京大学(3千人台)に大差を付けていることにまずは驚かされました。

そして講師が所長を務める日本語教育センターは1988年に創立されましたが、現在では留学生に対する日本語教育をはじめとして、学内外のグローバル化を支える重要な地位を占めています。

講師はセンターにおける「協働学習」という理念を紹介されました。それは「教えること」から「場づくり」へ、即ち「伝授者としての教師」から「支援者としての教師」へと教師の役割を転換することを意味しています。

これからのグローバル社会の中で必要なものは異なった者たちが協力して新しいものを生み出すこと、即ち「協働力」であり、異文化間コミュニケーションを学び、絶えざる対話を重ねていくことが必要との指摘には大きな共感を覚えました。
(S52文 小林 孝雄)