2016早稲田大学校友会神奈川県支部大会

 平成28年度神奈川県支部大会が川崎稲門会主管により、平成28115()川崎日航ホテル(JR川崎駅前)にて開催された。県下14稲門会から約400人参加、厚木稲門会からは21人の参加であった。

 大会は大会旗の先導により鎌田総長以下来賓・大会役員の入場式に続き、島岡栄基川崎稲門会会長の歓迎の言葉、北憲五神奈川県支部長(横浜稲門会会長)の挨拶、来賓・県支部役員紹介と続いた。来賓挨拶は鎌田薫早稲田大学総長で「早稲田大学のめざすもの」のスライドを活用して、大学の現状とWaseda Vision 150などの説明があった。大学への寄付金贈呈後、閉会の言葉は濱志津子川崎稲門会副会長。

 

講演はオペラ歌手の岡村喬生氏(昭29政経)で「ドレミも知らずにオペラ歌手に」と題して行われた。1931年東京生まれ。新聞記者を目指して入学したが、声が大きいのを見込まれ大学でグリークラブに誘われたことをきっかけに歌の道に。入部試験は2号館の地下。男だけ100人ぐらい集まってハーモニーしている声が地下コンクリートによく響いた。やってみろと言われ、初めて聞いた歌「遥かな友に」の曲を歌った。さっき聞いたハーモニーを自分もやっている。演奏者になれたと思った。早大に入ってよかったと思った。誘ってくれたからぶつかり合うことができ、それが大げさに言うと「文化」なのです。心に滋養となり、堂々と大学に通った。早大には何をやってもよいという自由な気風「自由をいっぱい浴びる幸せ」があった。グリークラブに入ってよかった。私の人生が決まったようなもの。4人が集まるまで(同じ声の高さではだめ)待ってコールユーブンゲン(合唱練習書)をやるとおもしろかったとのこと。

 

懇親会は黒岩祐治知事、福田紀彦川崎市長、市川緋佐麿川崎三田会会長の祝辞。岡本宏一校友会常任幹事の挨拶。山下秀男川崎稲門会名誉会長の乾杯の音頭で開始。アトラクションは東京稲門グリークラブで爽やかな宴となった。大会旗は川崎稲門会から平塚稲門会に引き継がれ、その後早稲田大学応援指導部(男子団員とチアガール4人)のリードによる校歌斉唱が盛大に行われた。綱川健一川崎稲門会幹事長代行による閉会の言葉で散会した。  (昭50商 小澤秀通)

 

 

なお、持ち回りによる県支部大会は1986年(昭和61年)に川崎で最初に開催し30年経過した。昨年の横浜で3巡目が終わり川崎で4巡目に入った。大会旗は川崎稲門会から平塚稲門会に引き継がれ、平塚の次は茅ケ崎稲門会で、茅ケ崎の次(平成31)に厚木稲門会となる予定です。