世界事典

☆人物

・アーリィ (???〜???)-炎の美少女格闘剣士(自称)
 前世の記憶を引き継いで500年分程度の記憶を持つらしい少女。
 事実かどうかはともかく、その技術は本物で刃物なら何でも使えるとか。
 時期によって姿がまちまちで、どれがいつの姿かは本人も把握してない。

・アルフレッド-ルーカス (SC977〜SC996)-勇者
 エクセリア王国騎士。騎士の家に生まれ騎士として育った生粋の騎士。
 魔王フレイとの戦いの最中に行方不明となる。
 相討ちとなり死亡したという説が有力だが遺体は見つかっていない。

・アルマ-クロイエ (SC690〜SC752)-破滅の魔女
 破滅の魔女とも呼ばれた千年戦争の三英雄の一人。
 ソロモン時代の偉人[呪言の開祖ユーベル・クロイエ]直系の子孫。
 特に旧遺物の研究をしており、様々な機械技術にも手を出していた。
 魔王討伐作戦では忘れられた魔術…禁術を用いて活躍した。
 戦争後に発見した[軌跡の技術]を禁忌と知りながら残りの英雄2人に薦める。
 自身も[魔女の塔]を建設するが、危険性を感じ津波で王国ごと破壊。
 後に迷宮が発見され[魔女の軌跡]が眠ると噂されるようになる。

・ウィノナ-リムトバーグ (AD15XX〜???)
 ウォーディリアの出身の騎士だが、ソロモンと供にエクセリアに異動。
 初代騎士団長に任命され[輝光剣]の称号を得た最初の人物。
 以降[輝光剣]はエクセリア騎士団の最高栄誉称号となる。

・ヴェイル-ウォーディリア (AD15XX〜???)
 ウォーディリア王国の5代目国王。
 エクセリア-ソロモンの実兄である。
 第一王位継承権を持ちながら、その権力を危ぶみ、
 妹のエクセリアを当時のリュ国(後のエクセリア王国)に送り、
 その領主に仕立てたという逸話があるが詳細は不明。

・ヴェンディダート (???〜SC710)-魔王
 千年戦争末期に突如現れ、魔王を名乗った人物。
 空中要塞デウス・エクス・マキナによって世界を滅ぼそうとした。
 だが実際に攻撃した地点は全て町などを外していたため、人的被害は1000に満たない。
 結果として千年戦争が終結したため、平和の使者では?と語る学者もいる。

・エクセリア-ソロモン (AD15XX〜???)-英雄ソロモン
 数々の魔王や魔神を打ち倒した英雄とされる女性。
 4代目ウォーディリア国王の第一王女。
 名の通り、ウィンドリア大陸エクセリアの初代領主。
 記録としては72の魔王封印の話が有名だが、
 他のものは後世に記録が殆ど残っていない。

・エレナ (SC980〜???)-神託の聖女
 ディレクトス教国領主、及びアモルファス教の教皇。
 神の言葉…神託を伝える聖女として幼少期から崇められていたが、
 当時の教皇でもあった父が急死し7歳で教皇に即位した。
 それ以降教会が一気に世界支配を強めていくこととなる。


・カノン-マクファーレン (SC982〜???)
 マクファーレン商会の代表。
 生まれはマーキリア大陸だが、父親に付いていって幼少期は海賊として育つ。
 大海賊の娘だが、父から受け継いだ海賊船を再編して商船にしてしまった。
 故郷には弟もいるが、曰く「昔過ぎて顔も覚えていない。」とのこと。

・クロウ-ジャムシェード (AD15XX〜???)-現代魔術の始祖
 オートルーク出身の魔術士。ソロモン時代の英雄の一人。
 現代魔術の元となった[ジャムシェード式魔術]を完成させた。
 殆ど開拓されていない故郷にその技術を持ち帰り、開拓が大きく前進。
 後に領主と認められ現地民からは[ジャムシェード卿]と呼ばれる。

・クリス-アーク-ダイン (SC931〜???)-白髪狼
 ライナリア大陸アークティカ王国領ヴァルハラント出身のハンター。
 [白髪狼]とも呼ばれた腕利きだが、本人はこの愛称を嫌っている。
 SC949[二次アークティカ魔族襲撃事件]で名も無き剣士とこれを撃退。
 後にヴァルハラ村再建に大きく貢献したと言われる。

・クレイズ-コントレイ (SC907〜SC948)
 教会オートルーク支部の支部長。
 人造魔王実験の発案者であり、これによるクーデターを目論んでいる。

・ゲイル-ジャム-ユーザ (SC913〜SC945)
 当事パウアが戦争のために用意していた傭兵団で隊長をしていた男。
 優れた観察眼と見た目にそぐわぬ腕力で部隊を率いた。

・コーディリア-ライト (SC928〜SC9??)-稀代の錬金術師
 錬金術界に名を残す半魔の女性錬金術師。
 剣聖バーソロミューのために開発されていた製品が博物館に残っている。
 SC960年辺りから教会に身を置いて研究していたが、実験中に事故で死亡。
 詳しい状況や時期は教会によって隠蔽されている。

・コディング-マクファーレン (SC95X〜???)-海面の覇者
 マーキリア大陸出身の海賊団頭領。
 海賊と言えどオーノーテ海を中心にあくどい貴族を狙って襲っていた義賊。
 後に娘に船を譲り、自身は72の魔王に関する情報を集めている。


・シオン (SC1045〜???)-魔女
 未来人を名乗る詳細不明の魔女。紫苑色だからシオン、らしい。
 見た目通り様々な魔術を得意とするが、火魔術だけは使えない。
 [黒き者ども]と呼ばれる勢力に対抗するための情報を集めている。
 
・ジャック-ピアソラ (AD15XX〜???)-古代の勇者
 ソロモン関連の文献に度々登場する勇者。
 半魔であるが、マナ操作技術を持ち合わせておらず、
 当時実用化していなかったマナ機関を使っていたらしき記録がある。
 また魔界との交信技術を持っていたとされる。






・フラビィ (???〜???)
 魔女に付き従う魔女風の女性。本名や年齢は不詳。
 主に実地調査を中心に活動しているようである。
 術士としては一流で、禁忌魔術を含む大抵の魔術は使えるとかどうとか。
 ただ本人曰く「師匠に勝ってるのは火魔術だけです」とのこと。

・フレア-リュ-フレイン (AD15XX〜???)
 若くして即位したリュ国最後の血統。
 72の魔王侵攻で壊滅的打撃を受け、ウォーディリアの支配を受け入れた。
 その際にリュ国は[エクセリア]と地名が改められることとなる。
 その後は執政官としてエクセリアの官職に就いていた。

・フレイ (SC97X〜SC996)-黄昏の魔王
 魔界の門を開き、魔物の軍勢を率いて魔王を名乗った半魔の男。
 ウィンドリア最大の軍事力を誇るパウア神帝国を3日で壊滅させ、
 制圧したパウア城を拠点に世界侵攻を開始。
 侵攻開始の半年後に勇者アルフレッドにより倒された。
 少年期にエクセリア騎士団に入っていたが自主退団していた記録がある。




・ユーベル-クロイエ (AD15XX〜???)-呪言の開祖
 バルエド出身の魔術士。ソロモン時代の英雄の一人。
 対象の弱体を目的とした言語を主とする魔術[呪言]の開祖。
 呪言は後にジェムシェード式に統合されることになる。
 晩年はジャムシェード式魔術の発展のためオートルークで過ごす。


・ラズリット-バーソロミュー (SC929〜SC996?)-剣聖
 剣聖と謳われ、自らも最強を名乗った半魔の剣士。
 有名な所では、史上初めて[剣の神殿]を踏破したことなどが挙げられる。
 若くして故郷を失い、剣一筋に生きたとされ、生涯独身であった。
 SC996年を最後に行方不明となり、後に目撃例が無いため死亡したと思われる。
 また2人の養子を取っていた記録があるが、その養子の行方は知れていない。

・リシェル-レイマリス (SC686〜SC754)-無限の知識
 無限の知識とも呼ばれた千年戦争の三英雄の一人。
 王国貴族の出身の軍師で、知識の大半は兵法である。
 魔術士でもあるが、中でも陣術を得意とし、技術も一流。
 魔王討伐作戦にはダダルシンの支援役として参加した。
 またクロイエに軌跡の作成を薦められるが拒否。
 独自に世界中の書物を集めた[海上の知]を建設する。

・ルーツ-ダダルシン (SC685〜SC751)-千剣の武王
 武王とも呼ばれた千年戦争の三英雄の一人。
 元はバルエド王国の騎士だったが、規律に馴染めず脱退。
 傭兵として各地を点々としていた。
 魔王の出現と同時に帰郷し、討伐作戦に参加、先陣を切る。
 戦争の後にクロイエの薦めで自らの力を軌跡[剣の神殿]に封じるが、
 その際に魂までもが取り込まれてしまうことになった。
 なお千剣の〜というのは彼の趣味である刀剣収集からきている。

・レーティナ-ウィンク (SC980〜???)
 特に特徴の無い少女だが魔王を捕らえたことから英雄視されることになった。
 [ソロモンの鍵]と呼ばれるナイフを持っている。




☆国家
−ウィンドリア大陸
・エクセリア王国(旧リュ国)
 ウォーディリアの属領として始まり、後に独立した。
 割と自由で豊かな国だが、大きな特徴はない。
 リュ国はソロモン時代の名称。当時の72の魔王復活の際に崩壊した。
 南部に存在する巨大な塩湖[深遠]から採れる塩が名産。

・ウォーディリア王国
 大陸内で最も人口の多い国で、領地拡大に意欲的。
 広大な平原を利用した農耕を主力としている。
 基本的に小競り合いの絶えない国で、千年戦争の切欠ともなった。

・オートルーク共和国
 王制ではないため国民代表としての領主が存在する。
 ウィンドリア最大の土地を持つ国で、密林や山岳に魔物も多かったが、
 初代領主ジェムシェードが開発した魔術により開拓は大きく前進する。
 鉱物資源が豊富であり、ウィンドリアではもっとも埋蔵量も多い。

・ディレクトス教国
 アモルファス教の教皇をトップとする国。
 立場としては中立を取っているが、その目的は全世界の掌握である。
 また千年戦争以降は規定により半魔は入国禁止となっている。

・パウア神帝国>パウア自治区
 荒地と山岳の多い荒れ果てた土地を持つ国。
 また古代の遺跡等が多いため、冒険者もよく訪れている。
 屈強な戦士の国として有名であり、ウォ−ディリアとは幾度も衝突している。
 SC995の魔王フレイ侵攻により崩壊。以降は主無き地である。

−マーキリア大陸
・未開拓地>移民地区
 千年戦争開始頃までは未開の地であったが、地球人の移民により様相は一転。
 現在では魔物はほぼ完全に駆逐され、独自の文化を築いている。
 他の大陸との交流は基本的には行っていないが、全く無い訳ではないようだ。

−ライナリア大陸
・アークティカ王国>アークティカ自治区
 進んだマナ機関を取り入れていた先進国であったが、
 SC879の魔族襲撃により滅亡。以降何かを探すように魔族が出現するという。

・ユークライド王国
 自然が特に多く、排除しきれないほどの魔物が存在する。
 アークティカと連携してマナ機関の研究をしていたが、
 アークティカの滅亡によりそれらは頓挫している。

−ユーナイリア大陸
・各集落
 大陸自体はそれほど大きくないが、
 魔物の大陸と言える程危険な場所となっており、
 現在人間は国家を持てる程開拓が進んでいない。


☆集団
・教会 (???〜???)
 ディレクトスを発祥とするアモルファス教の信仰団体。
 その始まりは遥かソロモンの時代よりと言われる。
 世界と意思の統一を目標に掲げて活動しているが、
 その実体はかなり不明瞭で、裏では汚いことも平然とやっているようだ。

・Idola[イドラ]-黒きものども
 ブラックホールから現れた異界知性体、別名[黒きものども]
 異次元[黒界]を拠点に全宇宙・次元・時間の統一化を目的として活動している。

・72の魔王 (???〜???)
 ソロモンの時代に現れた強大な力を持つ72人の魔王。
 その正体は古の時代にその力を危険視された古代神たちである。

・風神
 かつて、まだウィンドリアが空にあった頃、ウィンドリアを治めていた種族。

・冒険者チーム[カルド] (SC990中期〜C1010初頭)
 不壊の盾トノーブを筆頭とした凄腕冒険者パーティー。
 ドラグナーのオーボン、アサシンのナシュール、ダンサーのナーヴに、
 トノーブの姉である術戦士リアオルクを加えた5人組。
 冒険者内では知らぬ者がいないほどで、数々の遺跡や迷宮を制覇している。
 最近の悩みは回復役がいないことである。