ペトロ 晴佐久 昌英
2月7日、上野動物園へシャンシャンに会いに行ってきました。 ご存じのジャイアントパンダ・シンシンの子どもです。 今月から先着順で観覧できるようになったということで、早速繰り出したのですが、並んだ甲斐がありました。 かわいい。 実にかわいい。 卒倒するほどかわいい。 誘導する係員の大声で我に返らなかったら、本当に卒倒していたかもしれない。 それにしても、なぜあんなにかわいいのでしょうか。 あらゆる動物は、進化上の何らかの理由があってそのような形態になっているわけですが、いったいパンダの子どもはどんな理由があってあんなにかわいくなってしまったのか、わけがわかりません。 かわいすぎる。 もこもこして、よちよちして、ころがって、あくびして・・・。 ああ、もう一度会いたい。 せめて今夜、夢に出てきてほしい。 たぶん神さまは、人間たちがちゃんと万物を愛するようにと、世界中をかわいいもので満たして、それをかわいいと思う心を与えてくださったのでしょう。 かわいい生き物をいつくしみ、小さな命をいとおしむ心を失えば、この世は相当荒れるはずですから。 ぜひとも、世界中の刑務所や少年院において、パンダの赤ちゃんを飼育していただきたい。 もっとも、それ目当てで刑務所に入ろうとする人が出てくるかもしれませんが。 体重は2月現在、約18キログラム。 今は10日で1キロ増えているそうですから、ちっちゃくってコロコロしてるのは、今のうち。全国の皆さん、ぜひ優しい心を取り戻しに、上野へおいでください。 癒されたついでに、上野教会の聖堂に寄って、天の父の親心に思いをはせていただければ、いっそう効果あり。 「ああ、神さまから見たら、こんな私もシャンシャンみたいにかわいいのね」と、気づくことでしょう。 |