セバスチャン 西川 哲彌
2010年12月28日(火)、この日を忘れることが出来ません。 この日と共に火曜日という日が頭から離れません。 何故なら、火曜日が来るたびに今日で何週間目と思うからです。 それに7をかけると岩橋神父様が日医大の救急センターに収容されてから何日かがわかります。 4月19日で112日目となります。 26日で119日目になり、4ヶ月たったということです。 この間に色々ありました。 しかし神父様は、それをひとつひとつ乗り越えて来られました。 神父様がというより、不思議な力が働いていたとしか思われないようなことです。 奇跡的と言うより、奇跡そのものと云っていいでしょう。 約4ヶ月経った今も、決していい状態ではありません。 活動的だし、体力もあるし、生きようとする意志も強大です。 しかし、呼吸器と密接な関係がある第3頚椎を損傷している身ですから、いつも厳しい状態におかれていることは確かです。 頭脳も目も耳も全て完全に働いています。 今どんな状態におかれているかを良く分かっておられるでしょう。 ただ酸素を入れるために喉に穴を開けているので声が出ません。 面会する人も神父様ご自身も気持ちを伝えることがとても困難です。 隔靴掻痒という言葉がありますが、面会した後、そんな思いがいつもします。 ご自分の肺だけでは酸素が足りないのです。 それが今の大きな課題です。 自分の肺呼吸で身体が維持できる日が1日でも早く来るように願っています。 現在の最大の課題です。 この自発呼吸が軌道に乗れば、新しい段階に入ります。 本格的なリハビリも出来るし、車椅子で外に出ることも可能です。 絶望的といわれた状態から3ヶ月でそこまで来たのです。 あと一歩。あと一歩です。 私達には祈るしか、して差し上げるものがありません。 これを越えれば話が出来るようになります。 岩橋神父様の声、あの素晴らしい声が聴きたい。 |