マスクの問題は 総合的視点から

 来年の歌会始のお題は「和」です。「和」は日本文化の特徴の一つであり
良さでもあると思っておりましたが今回の新型コロナウイルスの流行に対しての
国民的反応を見て、長所とばかりは言えないと思うようになりました。
 京都大学の発達科学者である明和政子教授の「日本人は多数派の意見方向に
従うことで安心感を得ようとする無意識的なバイアス文化を持つ国である」という
ご意見に共感いたしました。「マスク着用」についてテレビで発言された「感染症学」
の専門家と言われるような方たちはメリットを述べるだけでデメリットを語る方は
ほとんどおりませんでした。少なくとも「高齢者」と「乳幼児」を分けて議論すべきであり
乳幼児の「脳の発達の特性」を無視すべきでないと考えております。

 「随筆」トップへ