「生きた証し」 HPにつづる    令和3年2月6日掲載

 十年ほど前にもホームページ(HP)を開設したことがありましたが、
「生きた証し」として形を残そうと、昨年の大みそかから新たな気持ちで
書き始めました。
 元旦からでは「いかにも」と感じたからです。他の方の生き方から学ん
だこと、自分の人生や読書から学んだこと、趣味の短歌や「万葉集」につ
いて、あるいは「愚人は成事に闇(くら)く、智者(ちしゃ)は未萌(みほう)に
見る」のような警句的なフレーズなど、思い付くままに書きつづり、何とか
一カ月で体裁が整ってきました。
 書いてほっとした気持ちでいます。夫婦や親子でさえどんなことに興味や
関心を持ち、何を考えているのか伝わらない部分があったと思います。
 「自分史」でも良かったのですが、外に向けても発信したかったのでホー
ムページという形にしました。以前、高校教師をしていたため、高校生に読
んでほしいと思って書いたものもあります。昨日の食事のことは思い出せな
くとも五十年も前に覚えた「古典文法」は今も覚えているということも伝えたい
事柄です。
  
 ※
原典である「戦国策」では 「愚者は成事に闇く 智者は未萌に見る」ですが
   宮城谷昌光さんの「楽毅」(第二巻84ページ)では、少し表現を変えられ「愚者は成事に闇く、
   智者は未形に覩る」に変えてあります。

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