鍼灸治療について
鍼灸治療による副作用

※症状の一時的な悪化について

 鍼灸治療がはじめての方、久しぶりに受けられる方、緊張が強い方などの場合、かえって症状が悪化したように感じられることがあります。

 これはご本人の緊張感が治療効果を上回ってしまったことによると考えられます。
ほとんどの場合、2回目以降は治療効果のほうがが緊張感より大きくなりますので、症状が悪化した感じはなくなります。

(1)全身性の副作用、有害反応

疲労感・倦怠感、眠気、主訴の一時的悪化、刺鍼部の掻痒感、めまい・ふらつき、
気分不良、嘔気、頭痛など。

(2)局所性の有害反応

微量の出血、刺鍼時痛、皮下出血、施術後の刺鍼部痛、皮下血腫など。
このほかにも稀にですが、金属アレルギーなどが報告されていますが、
鍼灸によって起こりうる副作用のほとんどは軽症で一過性といってよいでしょう。

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(3)鍼灸の過誤

 一方で気胸や感染、脊髄損傷など重篤な過誤が報告されている文献もありますが、
これらは鍼が行われている全体数からするとごく稀だと思われます。