2009/8/19

工事内容3
防水工事



防水工事とは、コンクリート建造物の雨や水にさらされる部分を防水処理することで、建物内部に水が浸み込むのを防ぐことです。
@塗膜防水工事
FRP(ガラス繊維を浸み込ませたプラスチック樹脂)ウレタン樹脂を吹き付けたり、塗りつけて防水塗膜を作ります。
FRPとはFiber(繊維)Reinforced(強化)Plastics(プラスチック)の略プラスチックを繊維で補強した耐久性を向上させた素材で、さまざまな分野で使用されています。耐候性・耐熱性に優れ、軽量で強度があるため、現在最も注目されている防水素材です。
Aアスファルト防水工事
アスファルトルーフィング(アスファルトとポリエステル繊維でできた防水シート)を溶解したアスファルトで貼り付け、防水層を作る工法です。重ねて張りあわせることで厚く隙間のない防水皮膜を作ります。
信頼性が高く鉄骨・鉄筋コンクリートの建物に多く使われている実績があります。
Bシート防水工事
塩ビやゴムのシートを貼り付け、防水層を作る工法です。
施工箇所に応じて素材を使い分けますので、さまざまな箇所に使用できます。
塩ビのシートの防水材には摩擦に強く、対候性に優れているため屋上等の防水によく使われます
防水の必要性
一般的な鉄筋コンクリート構造物は初期硬化によりわずかながらクラック(ひび割れ)が存在しています。さいしょは全く影響ありませんが、年月と共にその微細なクラックが大きくなっていき、漏水の原因になります。漏水すると建物内部に損害をもたらすだけでなく、建物の耐久性能が著しく低下します。その為に、とくに鉄筋コンクリート構造物においては定期的な防水工事が必要になってくるのです。
住宅の屋根・外壁・ベランダなど、雨や水の浸入の可能性がある部分には防水工事をお勧めいたします。建物の寿命を長くさせることができます。
防水工事をしている箇所の補修
既存の防水層の上に、新たな防水層を重ねることもできます。
ウレタンの塗膜防水なら重ね塗りも可能で、長期的な維持コストも削減することができます。
防水の耐久性
一般的には10〜15年です。防水工法や立地環境によりかわります。
建物自体に損傷が無いうちに、早めに点検補修を行うのが、建物の高寿命とコストダウンにつながります。

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