いちまいの絵

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2019年7月

201907
【雫】

キャンバスに油彩、他 455×380mm(額含まぬ寸法)

梅雨時期から7月上旬まで、自宅から2分の押堀川に、
ホタルが光の舞を見せてくれる。
幼い頃岡山で、川遊びしたりホタルに感激した日々とリンクする。
夜深く満天の星が瞬く空、
錆びた鉄の橋より高く、空に向かうかのように高く・・
ホタルの光が舞う光景からの印象は【雫】。
いくつもの星が流れこんで、火垂るという姿で、
また空に・・そんな想いだ。
一番星を見て、なくなった人を想う。
やってきた火垂るに、恩師を感じる。
そう、私の心に注がれてくる 雫 なのだ。

少年が麦わら帽子をかぶっているのは、
夏休みに岡山に帰郷した頃の自分と、この情景が重なるからだ。

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