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[ 制作中の小品小鉢 ]

基本系 木瓜式平鉢( 外縁木瓜式鉢 )_ 燕渓陽山

 

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この鉢は成形を終えて、完全に乾燥した状態のものです。

木瓜式としての基本形に対し、自我を払拭し職人になって出家したつもりで製作した鉢です。

平鉢系ですが、今のところサイズ的に小品及びミニの鉢に私はあえて針金穴は開けない方向で考えてます。

あれば多少便利ですが小さめの小品及びミニサイズですので針金穴が無くても事足りるようにも思えます。

サイズが小さな鉢は特に針金穴を開けないほうが、その鉢を単体で見たときの鉢の雰囲気も個人的には好みです。

鉢は樹を植えるものですからそんな事関係ないかもしれませんが・・・。

必要に迫られれば針金穴を開けますが・・・。

しかし特にこの鉢の場合、無くても事足りるような部分に対しては徹底的に省略しシンプルにしたいのです。

便利になりすぎた世の中に逆行するかもしれませんが、そんな感覚で製作した鉢があってもいいかな

とも。

 

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木瓜式の足の位置に悩みます。

大別して考えますと凸の部分に足がある場合と、凹の部分にある場合の2形式あります。

どちらの足の位置が木瓜式としての本質に近いのか解りません。

ゆえ、イメージする鉢の形状によって選択すればいいかなとも考えてます。

 

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一口に木瓜式と申しましても本当に様々な形状があります。

鉢の微妙な曲線の違い一つで鉢のもつ全体の雰囲気やイメージもがらっと変わってしまいやすいです、成形する上でのそんな難しさをとくに感じる鉢です、一鉢成形するのに本当の意味で非常に手間隙かかる鉢の一つです。

しかし逆に考えますと、「手造りであるがゆえの価値観」というものを製作する鉢に込めがいのある鉢だともいえるかもしれません。

木瓜式の製作(まだ成形の段階ですが)を通して、私は木瓜式という鉢が好きになりました。

 

 

この一鉢に魂を込めて        直心是道場

 

 

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