この鉢は成形を終えて、完全に乾燥した状態のものです。

鉢を触ると手の表面の水分が鉢に吸い込まれてひっつく感じです､

この土は完全に乾燥すると真っ白になってきます。

製作番号(シリアルナンバー)入れてから、

その後､素焼きする予定です。

風香風花木瓜（ふうかかざはなもっこう）鉢

鉢の形状 ＿ 外縁木瓜式鉢

使用粘土 ＿ 信楽 白水簸土 ベース  ＋  陽山ブレンド（25%)

成形技法 ＿ 刳り貫き  ＋  完全削り出し

高さ（焼成前) ＿ 20mm (足含)

横幅（焼成前) ＿ 62mm （上部)

奥行き（焼成前) ＿ 52mm (上部)

素焼き ＿ 9月上旬頃の予定

本焼き ＿ 9月下旬頃の予定

この鉢は、足そして裏面全体にも釉を掛ける予定です。

とくにミニ鉢の木瓜式であるがゆえ、ふわりとした広がりと温かみのあるラインを釉で更に引き立たせたいですね、

明るい暖色系の釉がいいかもしれません。

樹の葉が映えるような鮮やかな「黄釉」にする予定です。

今回、ミニ盆サイズの鉢は派手な色にしてみようと思います。

鉢の深さ的には平鉢系の鉢に近いです、そのうえ釉物の鉢になりますので、水渇きを考え鉢穴は一回り大きくしてます。

鉢の奥行きを広くとっております、ゆえ縦横比的に使いやすい植えやすい木瓜式を意識し製作に反映してます。

今回の鉢は、ふわりと広がる胴の曲線の流れを大切にしたかったので、その流れに合うような足にしてみました、その足に対する外縁のバランスを考え、外縁は少し薄く若干控えめな感じに仕上げてみました。

この一鉢に魂を込めて        直心是道場