年齢 | 歯の生え具合 | 矯正装置 |
小学生くらい | 前歯だけ大人の歯が生えている。 子供の歯から大人の歯へ生え換わりの時期。 |
なるべく子供に負担のかからない装置で直す。取り外しのできる装置を夜寝るときだけ着ける。 前歯だけにワイヤーを着ける。 |
取り外しのできる装置によって治療をした例ープラスチックでできた装置
治療前 左上の前歯が逆に噛んでいる。右上の前歯は斜めに生えている。奥歯は子供の歯が生えている。 10歳くらい |
治療前の上あごの歯ならび。 左上の前歯が内側に生えている。 まだ、子供の歯が残っている。 |
取り外しのできる装置により治療中。 患者さんが自分で取り外しのできる簡単な装置。 寝ているときだけ使う。 |
治療後。 取り外しのできる装置で逆の前歯を治した。 大人の歯が生えてから前歯4本だけにワイヤーをつけて治療した |
治療後 裏側に生えていた歯が正しい位置に治っている。大人の歯が生え揃った |
年齢 | 歯の様子 | 矯正装置 |
中学生、高校生、大人 |
大人の歯が生えそろっている | 上下、すべての歯にワイヤーをつける。 歯を抜いて矯正治療をする必要がある。 |
ワイヤーにより矯正歯科治療をした例
治療前 八重歯、乱杭歯、糸切り歯がはみ出している。前から2番目の歯が裏側に生えている | 治療後 歯ならび、噛み合わせがよくなった。歯を抜いた隙間は閉じている。治療期間は約2年 | 治療中 すべての歯にワイヤーをつけている。犬歯の後ろの歯を抜いてある。 |
治療前 上下の前歯が出ているので口元も出ている。 |
治療前 | 治療前 |
治療後 上下の前歯の向きを治すことにより、調和の取れた口もとになったている |
治療後 | 治療後 |
矯正歯科の治療は何歳になってもできます。
けれども、ひどい歯槽膿漏に患って、歯がぐらぐらに動いてしまう方は適応ではありません。
取り外しの装置で治療できる方は、ほとんどが小学生です。
前歯は大人の歯で、奥歯には子供の歯が生えている時期です。子供が使用できるように、負担の少ない自分で簡単に装着できる装置です。
ワイヤーによる治療を必要とする方のうち、70ー80%は歯を抜く必要があります。
八重歯、乱杭歯は、歯の形が大きすぎるために、入りきらない状態です。無理に大きな歯を入れることはできません。歯ならびを広げたり、前歯を前に出せば歯が入る隙間を作ることができます。けれども限界があり、あまりやり過ぎると噛み合わせが悪くなったり、前歯が出過ぎて出っ歯になる恐れもあります。
小学生頃の低年齢の時期から始めると、歯を抜く確率を下げる事ができます
1.乳歯から永久歯へ生え変わるとき、正しい位置へ大人の歯を誘導します。
2.奥歯の噛み合わせを早い時期に治すと、前歯の歯ならびが悪くなる程度を抑えることができます。八重歯になる程度を減じることができます。
3.奥歯の噛み合わせを治すには、歯並びを広げたり、奥歯を後ろへ動かしたりします。
4.すべての大人の歯が生え揃ってしまいますと、奥歯を後ろへ動かすのが難しくなります。13-4 歳くらい。