対象 | 成長時期 | 気になる場所 | 矯正装置 |
小学生、中学生 | 身長が伸びている時期。 男の子:14ー5歳まで 女の子:12ー3歳まで |
上の前歯が出ている。 口元が出ている。 下あごが小さい、後退している。 |
取り外しのできる装置 寝るときだけ着ける |
治療の方法
1. あごの成長を利用して、出っ歯を直す。下あごが後退している場合には、下あごが出てくるように自身の成長をうまく誘導して、出っ歯を直す。
2. 上の前歯が突出しているときには、歯を後ろへ動かして出っ歯を治す。
このように矯正歯科治療は、歯を動かすだけではなく、あごの成長を利用して上あごと下あごの位置的なずれ、骨のずれを治すことができます。
治療前 上の前歯が出ている | 治療前 口元が出ている 下あごが引けて見える |
治療前 |
治療後 下あごの成長をうまく誘導して、突出した前歯を治した | 治療後 後退した下あごが前方に成長した | 治療後 |
成人を対象にしたワイヤーによる治療ー70ー80%は歯を抜いて治療する
対象 | 適応 | 気になる部位 | 矯正装置 |
高校生、大人 | 成長期の過ぎた年齢 | 前歯が出ている。歯ぐきが出ている。口元が出ている。前歯が見える | ワイヤーによる。 固定式で取り外しができない |
1.上下すべての歯にワイヤーを着けて、口の中すべてをよくする。
突出した前歯、奥歯の噛み合わせ、口元の突出感の改善など、気になる個所(不正な個所)について治療します。
2.その際に、歯を動かして悪い部分を治していく(硬い骨の中で歯を動かす必要がある)ので、長い時間かかります。
3.治療期間は平均2年を必要とするが、1年ほどで終了する方、3年ほどかかってしまう方など、個人個人で差があります。
治療前 前歯が非常に突出している。奥歯の噛みあわせがずれている。 |
治療前 かみ合わせて下方から見ると、前歯が出ている。 |
治療前 口元が出ている。あごの筋肉が緊張してしわが寄っている。 |
治療前 口元が突出している。唇を無理に閉めているため、あごが緊張している |
治療後 突出した前歯と、奥歯の噛み合わせが治った。 |
治療後 | 治療後 口の周りの筋肉の調和が取れている。口元が自然な状態。 |
治療後 口もとの突出が治り、口を楽に閉じることができる。 |